【鹿島】「シーズン当初のサッカーより…」ザーゴ監督が語るチームの充実

2020年07月02日 サッカーダイジェスト編集部

「意志の疎通を高めることができた」

一つひとつの指導にも熱が入る。これまでのチーム作りと選手たちの成長に、ザーゴ監督は確かな手応えを感じている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 7月2日のオンライン取材に応じたザーゴ監督は、再開初戦の相手となる川崎の印象について次のように語った。

「非常に能力が高いチーム。ここ数年、タイトルを獲っていて、勝ち続けているので勝者のメンタリティが備わっているだろうし、個人的な意見として、優勝候補の一角に入ると思います」

 勝負のポイントについては、「何が勝敗を分けるかは、フタを開けてみないと分からない」としたうえで、「ただ、練習で選手たちが見せている自信をそのまま試合でも見せられれば、良い結果に結び付けられるはず」と展望する。

 ここまでのチーム作りには、確かな手応えを感じている。

「シーズン当初にやっていたサッカーより、連係や連動という部分は、以前より高まっている。狙いとしているものを選手が理解して、実行できるようになってきていると思います」

 自らが打ち出すスタイルの骨格を、より強固なものにした。

「今までやってきたリアクションサッカー、ようは守ってカウンターを狙うところから、ポジションを取りながら相手を動かすポジショナルプレーを目指してやってきました。

 そのゾーンにいれば、味方がどこにいるのかを認識しながらプレーできる。選手たちにはそのポジションを守るところを意識してもらったし、意志の疎通を高めることができたと思います。ビルドアップや、相手陣内でのプレッシャーのかけ方も、緻密に取り組むことができました」

 より能動的に、アグレッシブなスタイルで難敵に立ち向かう。中断前の公式戦3試合は、いずれも無得点で黒星を喫している。待望の今季初勝利を掴み、反転攻勢に弾みをつけたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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