「気分を悪く…」グリエーズマンが古巣戦で屈辱の“後半AT投入”! 非情采配の指揮官は「謝罪はしない」

2020年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

過密スケジュールによるローテーションではない

古巣アトレティコ戦で、わずか4分間のプレーに終わったグリエーズマン。(C)Getty Images

 まさかの選手起用が話題となっている。

 現地時間6月30日に開催されたラ・リーガ第33節で、首位のレアル・マドリーを2ポイント差で追う2位のバルセロナが、3位のアトレティコ・マドリーと対戦。ニ度に渡ってリードを奪ったものの、2本のPKで追い付かれ、手痛いドローに終わった。

 古巣との一戦で、人一倍モチベーションが高いはずだったバルサのアントワーヌ・グリエーズマンは、まさかのスタメン落ち。3日前のセルタ戦に続いてのベンチスタートで、過密スケジュールによるローテーションではなく、戦術的な理由であるのは明らかだった。

 そのフランス代表FWに出番が与えられたのは、なんと後半アディショナルタイムに入ってから。勝ち越し点が欲しかった展開でここまで出番が回ってこなかったのは、屈辱以外の何ものでもないだろう。
 
 試合後、バルサのキケ・セティエン監督は、この非情とも言える采配について、こう説明した。スペイン紙『El Pais』などが伝えている。

「グリエーズマンの状態は良かったが、全員がプレーできるわけではない。(この起用の仕方は)論理的ではなかったかもしれないが、出さないよりはよかった」

 そして、「彼が気分を悪くしているであろうことは理解している」としながらも、「彼とは明日話すが、謝罪はしない」とコメントしている。

 セルタ戦後には選手とコーチの口論が報じられ、キケ・セティエン監督の解任も取り沙汰されるなど、ゴタゴタが続いているバルセロナ。このまま宿敵にリーグタイトルを明け渡してしまうのだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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