「爆発的な活躍」フランクフルト紙番記者が今季総括で長谷部誠と鎌田大地を高評価!

2020年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督のお気に入り」と評されたのは…

主力としてチームを支えたフランクフルトの長谷部と鎌田。(C)Getty Images

 ドイツのブンデスリーガは、新型コロナウイルスによる中断を経て、先週末に最終節を終えた。残りは昇降格プレーオフのみになっている。

 長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは9位でフィニッシュ。18-19シーズンの7位からはふたつ順位を落としたが、現地紙の『Frankfurter Rundschau』は「欧州カップ戦出場権を得られなかったとはいえ、クラブの状況などを考えれば、全体的に満足な結果だろう」と評した。

 8月に開催されるヨーロッパリーグを残しているが(フランクフルトはバーゼルとのラウンド・オブ16の第2レグから戦う。第1レグはホームで0-3の敗戦)、同紙の番記者であるトーマス・クリヘンシュタイン記者とイング・ダストワルツ記者が今季のフランクフルトのプレーヤーの出来を総括した。

 4段階評価のうち、最も活躍が目立った「模範的な生徒」には、セルビア代表フィリップ・コスティッチ、ポルトガル代表アンドレ・シウバ、オーストリア代表マルティン・ヒンターエッガーとともに、鎌田大地が選出されている。

 成長著しい日本代表アタッカーについて、記事はこう綴っている。

「監督のお気に入りの選手だ。今季は文字通り、爆発的な活躍をみせた。クリエイティビティに富み、チームの中でも数少ないアイデアとウィットに富んだプレーヤーで、テクニシャンでもある。最も輝いたのは、バイエルン戦で途中出場し、同点に繋げたシーンだ。唯一の欠点は、ゴール前での振る舞いだ。彼クラスのプレーヤーであれば、より多くのゴールを獲得する必要がある。クラブは一刻も早く契約更新を」

 また、長谷部は「2番目に良かった」グループに配されている。

「ベテランは、未だに不可欠な存在だ。彼の先を読む力には感心させられ、プレー中の体力には驚かされた。試合を読むことでき、ピッチの上では戦略的に最重要の選手であり、チームのリーダーであり、ビルドアップに優れたプレーヤーだ。昨季ほどではなくとも、その活躍は健在だ。日本で定期的な膝の手術を受けているが、トレーニング開始には間に合うようだ。それこそが重要だ」 

 シーズンを通してチームを追ってきた番記者が高く評価した、ふたりのサムライ戦士。アディ・ヒュッター監督からの信頼も厚いだけに、今後も主軸として活躍してくれることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】19-20ブンデスのベスト候補に? 鎌田の超絶アシストはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事