【鹿島】中断期間を有意義に過ごしたエヴェラウドは“パワーアップ”した姿を見せられるか

2020年06月30日 サッカーダイジェスト編集部

「フィジカル的な自信は高まっている」

オンライン取材に応じるエヴェラウド。「早く試合をやりたくて、うずうずしている」。(C)KASHIMA ANTLERS

 長い中断期間は、エヴェラウドにとってプラスに働いたようだ。

 今季の開幕当初を振り返れば、「(チーム合流前に)ブラジルで1か月のオフがあり、そこから公式戦3試合をこなさなければならないという状況で、どうしても身体がフィットしていなくて、新しい環境に慣れる時間も必要だった」。だが、中断期間を利用して、しっかりと戦いの準備を整えることができた。「脂肪があったとしたら、それが筋力に変わり、フィジカル的な自信は高まっていますし、パワーもつきました」と明かす。

 コンディションは良好で、「早く試合をやりたくて、うずうずしている。試合ができる喜びも感じています」とモチベーションもすこぶる高い。

 チームの成長を問われれば、「監督が何を求めているのか、何を狙っているのか。それが明確になり、練習を通じて我々がそれを表現できるようになってきている」と明かす。再開初戦で対峙する川崎は「非常に難しい相手」と警戒を強めるが、「練習で全員が示していることを試合で表現できれば、良い結果を得られると思う」と意気込む。

 中断前の公式戦3試合は、いずれも無得点で黒星を喫している。いかにゴールを奪うかはチームが抱える課題のひとつだが、エヴェラウドには新たな得点源として大きな期待がかかっている。周囲との連係面も深まるなど、「有意義な時間だった」と振り返る中断期間を経て、"パワーアップ"した新助っ人FWが待望の来日初ゴールを決めれば、巻き返しを期すチームも弾みがつくはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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