「お金を払って観る価値がある」久保建英、来季はソシエダで“ノルウェーの神童”と共闘か?「可能性は高い」

2020年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポイントはEL出場権の確保

ともにマドリーが保有する久保とウーデゴー。(C)Mutsu FOTOGRAFIA,Getty Images

 レアル・マドリーからレンタル中のマジョルカで評価を高めている久保建英。その去就は、現地でも小さくない注目を集めている。

 これまでの情報を整理すれば、3人のEU圏外枠の問題もあり、来シーズンのマドリー復帰は難しい見込み。ミランやパリ・サンジェルマンなど国外のビッグクラブからの関心があるが、マドリーはスペイン国内で、マジョルカよりレベルの高い欧州カップに出場するクラブへのレンタルを望んでいるようだ。

 そこでポールポジションにいるとされているのが、現在7位のレアル・ソシエダだ。両クラブの関係は良好で、現在もノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーがマドリーから貸し出されている。
 
 21歳の"ノルウェーの神童"のレンタル期間は21年夏までの2年間だが、今シーズンの活躍により、マドリーが1年前倒しで復帰させ、その代わりに久保をソシエダにローンに出すというプランも取り沙汰されていた。しかし、ウーデゴー自身は先日、もう1年残留する意向を明かしていた。

 それにより、この両逸材がソシエダで共闘する可能性もあるようだ。現地ウェブメディア『Bernabeu Digital』は、久保について「マジョルカの攻撃の重要な部分を担っている。お金を払って生で観る価値のある選手だ」と紹介したうえで、「ノルウェー人と日本人が共闘する可能性は高い」と綴っている。

 ポイントとなるのは、ソシエダが欧州カップ戦に出場できるかどうかだろう。中断前はチャンピオンズ・リーグ出場圏内の4位と破竹の勢いだったが、再開後は1分け4敗と大失速。5、6位が得られるヨーロッパリーグ(EL)出場権確保も雲行きが怪しくなっている。

 コロナ禍で延期となっている宿敵アスレティック・ビルバオとのコパ・デル・レイ決勝に勝てばEL出場権を獲得できるが、はたして……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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