【J2採点&寸評】千葉0-1 大宮|殊勲は大宮アカデミー出身の小野。交代枠4人使用の千葉は流れを変えられず

2020年06月28日 本田健介(サッカーダイジェスト)

千葉――守備陣は奮闘したが…

【警告】千葉=クレーベ(58分)、堀米(86分) 大宮=西村(17分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小野雅史(大宮)

[J2 2節]千葉0-1大宮/6月27日/フクダ電子アリーナ
 
【チーム採点・寸評】
千葉 5.5
理想的なプランは先手を取って、相手を引き込んでのカウンターだったが、前半終了間際にセットプレーから失点。それまでは身体を張ったディフェンスを見せていたが……。後半は効果的な反撃ができなかった。

【採点・寸評】
 GK
1 新井章太 6
失点は相手のFKを、味方がクリアし切れずにゴールに吸い込まれる不運な形。それよりも、鋭いシュートを何度もセーブした姿のほうが印象的で、指示の声は誰よりも光った。ただ今季加入のGKは「あそこ(失点)を止めるために来たので悔いが残ります」とコメント。
 
DF
2 ゲリア 5(71分 OUT)
序盤から前への意識を示したが、ボールフィーリングが悪かったのか、ミスで失う場面が目立った。守備面でもクリアが相手に渡ってしまうなどリズムに乗れず。

15 チャン ミンギュ 6
"ファイター"という言葉が当てはまるような力強い守備で大宮攻撃陣に対応。韓国の大先輩、ユン・ジョンファン監督の下で成長していることを感じさせた。

 
5  増嶋竜也 6
開幕戦はベンチスタートも、この日は先発を掴む。周囲を叱咤激励しながら最終ラインを統率。後半は押し込まれる場面があったものの、気持ちの強さは伝わってきた。
  
49  下平 匠 5.5(86分 OUT)
縦パスで一列前の堀米をサポート。ただ、自慢の左足からクロスを送る場面は限られ、やや消化不良な感だ。

MF
4 田口泰士 5.5
キャプテンマークを巻き、攻守のリンクマンとして働く。左右にパスを散らしながらセカンドボール回収も担った。もっとも結果にはつながらず。次戦に期待したい。

32  高橋壱晟 5
久々の先発出場に立ち上がりこそ、固さが見えたが、徐々に"らしさ"を披露。シンプルにボールをつないだ。しかし、前半終了間際に相手のFKをクリアし切れずに失点。その後は挽回といかずにほろ苦いゲームに。次の試合で奮起を!

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