「何も悪いことはない」長谷部誠の帰国&手術にフランクフルト指揮官が言及。再合流は7月末か

2020年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

膝の手術を受けるために帰国

膝に違和感を抱えていたという長谷部。来シーズンに備え、手術をするという。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトに所属する元日本代表主将の長谷部誠が、日本に帰国した。クラブの公式HPでは膝の手術のためと告知され、現地時間6月27日に行なわれる最終節のパーダーボルン戦には欠場することになった。

 前日会見に臨んだアディ・ヒュッター監督は「ハセベは以前から決まっていた膝の手術を受けるために欠場する」とコメントしている。

「慢性的な関節の痛みがあり、信頼できる医師のもとで、痛みの源を取り除きたいという彼の要望を受け入れた。以前から決まっていたことだ。深刻なものではないが、不快であることは間違いないからね。何も悪いことはない」

 現地誌『kicker』は、「ハセベの膝に対する調整は初めてのことではない。2013-14シーズンには、膝が原因でシーズン後半戦をほぼ棒に振った」と伝え、当時所属していたニュルンベルクが2部降格となる原因になったと指摘している。

 フランクフルトはリーグ戦を終えた後、8月にヨーロッパリーグのラウンド・オブ16第2レグのバーゼル戦が控えている。パーダーボルン戦の後、チームは1か月の休養に入るという。ドイツ紙『BILD』は、「ハセベは早ければ7月末にはチームに合流する見込み」であると報じた。

 今シーズンの長谷部は、リーグ戦は23試合、ELやカップ戦を含めると公式戦38試合に出場。クラブとの契約は1年延長され、来季もフランクフルトでプレーすることが決定している。「熟練のベテランは、さらに自身のキャリアを伸ばし、36歳になってもトップをキープすることに余念がない」(『BILD』)ようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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