横浜F・マリノスは６月25日、MF天野純に第一子となる男児が誕生したことを発表。クラブ公式サイトにて本人のコメントを掲載している。
 
　天野は横浜の下部組織出身の28歳。小学生からアカデミーで育ったものの、ユースからのトップチーム昇格は敵わず順天堂大に進学。2014年の卒業と同時に横浜に復帰し、プロキャリアをスタートさせた。2016年から徐々に出場機会を増やすと、正確な技術と豊富な運動量を活かして攻撃の要に成長。2018年には日本代表に初招集された。
 
　昨年の夏にはさらなる成長を求め、ベルギー２部のロケレンに期限付きで移籍。海外挑戦１年目からリーグ戦で24試合・３得点を記録し、チームの主力として活躍した。しかし、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスの影響により経営状況が悪化したクラブが破産。今年５月に契約元となる横浜への復帰が発表された。
 

　天野はクラブの公式サイトにて、「新型コロナウイルス感染拡大防止措置のため、残念ながら出産には立ち会う事は出来ませんでした」と報告。それでも、「このような状況下でご尽力いただいた医療従事者の方々や、頑張ってくれた妻、そして生まれてきてくれた赤ちゃんに感謝したいです」と周囲の支えに感謝を表明している。
 
　最後には、「子育て頑張ります！」と意気込みを語った天野。思わぬ形でのJ復帰となったが、守るべきものが増えたことで、気持ちも新たにしたことだろう。リーグ連覇やACL優勝を狙うチームを牽引する活躍に期待したい。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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