コロナ禍でのJリーグ公式戦開催条件が決定!選手は最低14名、PCR検査で陰性、体温は37.5度未満

2020年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

延期開催が不可能となった場合は、未消化試合も

詳細な試合開催条件を設定したJリーグ。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグは、新型コロナウイルス感染症の影響下での公式戦開催に必要な条件を新たに設定し、6月23日の理事会によって承認された。

 平時でのシーズンであれば、試合を開催するにあたって競技規則に則り、先発11名と控えの7名の選手を揃えて試合に臨むことになるが、感染者や濃厚接触者が出ることも想定されることから事前にコロナ禍でのルールを策定した。

 試合にエントリー可能な選手、およびチームスタッフは、Jリーグの公式検査で陰性判定を受け、エントリー時点で体温が37.5度未満でなければならない。さらに、いわゆる濃厚接触者の認定や入国制限地域からの入国等により、公的機関から自宅待機等の指示を受けていないことが条件となる。
 
 公式戦開催の可能な条件は、1チームにつき、トップチーム登録(J3リーグに参加するU-23チームについては第2種および特別指定選手を含む)の選手が14名以上エントリー(うち1人はGK)されていること。もし試合開催2日前の正午時点からエントリー開始時点までの間に基準選手人数を満たない可能性がある場合は、当該チームはJリーグに連絡し、試合開催に向けて最大限努力しなければならない。

 ただし、「試合開催の最終判断についてはチェアマンが行なう」としており、両チーム14名が揃わなくても、開催するケースもあるようだ。

 また審判員についても、試合当日の発熱や移動中の体調不良など、様々な可能性を考慮し、最低、主審および副審の2名がいることが試合開催の条件とされた(第4審判が不在も実施が可能)。審判員も指定のPCR検査を実施し、37.5度以上の熱がないことなど健康管理を行なった上で当日の割当をしていく方向だ。

 試合中止時における延期日程の決定方法については、日程が早い順番から延期開催するという前提があるものの、スタジアムの確保状況やホームゲーム開催数・試合消化数のバランス、大会成立条件の達成状況、新型コロナウイルス感染症拡大の地域であるかどうかなど、総合的に判断してJリーグチェアマンが決定することとなった。今後は過密日程になるため、もし延期開催が不可能となった場合は、未消化試合となる。

 Jリーグは、6月27日のJ2の9試合、J3の7試合から再開、開幕される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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