監督にピルロ、FWにメネーズとサラテ? セリエB昇格決定のレッジーナが“大型補強”か

2020年06月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

タイービSDはメネーズ獲得に自信

レッジーナ移籍が取り沙汰されるメネーズ(左)、サラテ(右)と新監督候補のピルロ(中)。(C)Getty Images

 2013-14シーズン以来のセリエBを戦う来シーズンに向けて、レッジーナが大型補強に動いている。
 
 大きな話題になっているのが、かつてラツィオやインテル、ウェストハム、フィオレンティーナなどでプレーしたFWマウロ・サラテ(33歳)へのオファーだ。イタリアの複数のメディアが報じたところによれば、レッジーナはアルゼンチンのボカ・ジュニオルスに所属するサラテに連絡を取り、イタリアへの帰還を呼び掛けているという。
 
 一方で、獲得間近とみられるのが、ローマ、パリ・サンジェルマン、ミランなどに所属した元フランス代表のFWジェレミー・メネーズ(33歳)だ。19-20シーズンにフランス2部のパリFCでプレーしたウインガーは、2年契約(3年目のオプション付き)でレッジョ・ディ・カラブリアにやってくるという。元レッジーナのGKで、現SDのマッシモ・タイービは、「交渉は進んでいる」と地元ラジオの取材に返答しており、獲得に自信を持っているようだ。
 
 また、下部組織出身で、現在スパルでプレーしているMFシモーネ・ミッシローリ(34歳)、パルマのMFアントニーノ・バリッラ(32歳)の復帰も取り沙汰されており、移籍マーケットで活発な動きを見せている。
 
 さらに、新監督候補としてアンドレア・ピルロの名前が挙がっている。解説業を務めるかたわら、監督ライセンスを獲得した元イタリア代表MFは、セリエCのユベントスU―23の指揮官就任が囁かれているが、かつて自身もプレーしたレッジーナで指導者としてのキャリアをスタートさせるアイデアもあるようだ。
 
 19年1月に就任して経営を安定させたルカ・ガッロ会長のもと、19-20シーズンはFWヘルマン・デニス(元ナポリ、アタランタなど)、FWレジナウド(元フィオレンティーナ、パルマなど)、DFマルコ・ロッシ(元パルマ、サンプドリアなど)、DFマッテオ・ルビン(元トリノ、ボローニャなど)らを擁して、セリエCグループCの首位を快走したレッジーナ。新シーズンのセリエBでも躍進できるかに注目だ。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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