「僕は叩かれ過ぎてる…」「理解できない」2年前に戦犯となったカリウス、SNSでの“誹謗中傷”に嘆き

2020年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーとのCLファイナルでのミスが原因で…

CL決勝後には涙ながらにミスの原因を語ったカリウス。今も非難を浴び続けているという。 (C) Getty Images

 過去に犯した"致命的なミス"が原因で、痛烈なバッシングを浴びた元ドイツ代表GKロリス・カリウスは、その中傷に対してやりきれなさを感じているようだ。

 カリウスがSNSをはじめとするネット上での誹謗中傷を受けるようになったのは、遡ること2年目のことだ。

 当時リバプールに所属していた守護神は、レアル・マドリーとのチャンピオンズ・リーグ決勝で、スコアレスで迎えた後半開始早々に眼前にいた敵FWカリム・ベンゼマに誤ってスローインをして"アシスト"したのに続いて、ガレス・ベイルのミドルシュートを後逸。いずれも失点に直結するミスを犯してしまったのだ。

 試合後に相手DFセルヒオ・ラモスとの接触で脳震盪となっていたことを涙ながらに明かしたものの、"戦犯"として槍玉にあげられたカリウスに対しては、ベジクタシュに移籍した今も過剰な攻撃が続いているという。

 ドイツのサッカー専門メディア『Transfermarkt』のインタビューに応じたカリウスは、ネットでの誹謗中傷について次のように語っている。
 
「どんな理由があるにしろ、僕は大騒ぎされてきた。異なる物事をどう解釈するかで極端になる場合がある。どういうわけか、あのチャンピオンズ・リーグ決勝以降は誹謗中傷を楽しんでいる人たちがいるんだよ」

 見えない人たちからの攻撃に対するやりきれない想いを吐露した26歳は、さらに語気をと強めた。

「何度も言うけど、僕は頭の怪我のせいでパフォーマンスが落ちたんだ。それなのに、いまだに事実を理解していなかったり、認めたがらない人間がいる。全くもって信じられないよ」

 大舞台でのミスが今も尾を引いているカリウス。ベジクタシュに移籍後も精彩を欠いているのは、そういった心ない言葉が影響しているのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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