「もっと人として成長しなきゃ…」“コロナ禍”で騒動を起こした超逸材にドルトムント同僚MFが苦言!

2020年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

メガクラブ垂涎の存在となっているサンチョ

ドルトムントを牽引する存在ともなっているサンチョに同僚MFが苦言を呈した。 (C) Getty Images

"コロナ禍"におけるモラル違反で世間を賑わせる選手は少なくない。ドルトムントに所属するジェイドン・サンチョもその一人だ。

 弱冠20歳の超逸材は、国内で客もマスクの着用が義務付けられている美容室で、マスクを使わずに散髪したことをドイツ・メディアにすっぱ抜かれ、現地時間6月5日にドイツ・サッカーリーグ機構(DFL)から8000ポンド(約112万円)の罰金処分を科された。

 罰金処分に不満を抱いたサンチョは自身のツイッターで、「まったくのジョークだよ、DFL」と投稿(その後に削除)。これをDFLは「ドルトムントの組織上の過失」として不問としたものの、SNS上では小さくない物議を醸した。

 そんなヤングスターに苦言を呈した選手がいる。同じドルトムントに所属するエムレ・ジャンだ。
 
 現在26歳ながら、かつてリバプールやユベントスというメガクラブでプレーし、酸いも甘いも知るドイツ代表MFは、独衛星放送『Sky Sports』のインタビューで、「彼はもっと鍛えなきゃいけない」と口にした。

「僕らはあらゆる面で彼がもっと鍛えられる必要があると思ってる。もっと賢く、人間的に成長しなければいけないんだ。この先のキャリアで今回のような過ちは犯せないからね」

 マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーといったメガクラブの垂涎の的となっているサンチョ。そんなイングランド代表MFについて、ジャンはこう続けている。

「ジェイドンはもっと正しい方法で導かれなければならない。僕らの知っている彼は、ピッチ外でも本当に素晴らしい若者だし、今回のようなことをわざとやるような奴じゃない。たぶん、周りの人間を信用しすぎているんだよ。もっと自分で考えないとダメだ」

 はたしてサンチョの耳に、先達の言葉は届くのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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