「最初は本当に望まれてなかった」オランダの新星MFがバルサ加入の舞台裏を告白! 「会長と話して…」

2020年06月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシからのアドバイスとは?

バルサでレギュラーとして活躍するデヨングは入団の舞台裏を語った。 (C) Getty Images

 パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、そしてジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティ――。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)で準決勝進出と躍進したアヤックスを牽引したフレンキー・デヨングには、数々のビッグクラブからラブコールが届いた。

 その中でオランイェの新星が選んだのが、バルセロナだった。英公共放送『BBC』のラジオインタビューに応じたデヨングは、「プレーするのが夢だった」と契約した時のことを振り返っている。

「オランダ国外で好きなクラブがバルセロナだったんだ。その彼らが僕のところに来てくれた。本当に関心を持ってくれていると示してくれて、キャリアを選ぶのをより簡単にしてくれたんだ」

 さらに、デヨングは、「最初はバルサが本当に自分を望んでくれていると感じなかった」と告白。しかし、「スタメンになる大きなチャンスがあると言われ、本当に(選ぶのが)簡単になったんだ」と続けた、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長からの口説き文句も明かしている。
 
「会長とはほかのクラブやグアルディオラのことも話した。ペップがバルサにいた時は素晴らしかったと言っていたよ。もっとも偉大な監督だとね。でも『人生を楽しみたければバルセロナでのプレーを望むものだ』と言われたんだよ。練習場に向かう時、天候とかいろいろ考えると、『これが子どものときからずっと望んだことだ。僕の夢なんだ』と思う瞬間がある。だから、本当に幸せなんだ」

 デヨング自身が27試合中26試合に出場したラ・リーガでチームは首位。7試合に出場したCLではラウンド・オブ・16第1レグで1-1と引き分けたものの、ベスト8進出の可能性は残されている。それだけにバルセロナでの1年目は悪くない。だが一方で、1月にエルネスト・バルベルデ前監督が解任されるなど、万事順調というわけでもなかった。

 そうした状況に本人は、「アヤックスや代表とは役割が異なる。適応しなければならない。でも、問題ない。僕は改善できる」とコメント。そして、大エースのリオネル・メッシからのアドバイスに言及している。

「メッシが助言してくれたら、聞き入れるものだ。彼は圧倒的に世界最高の選手なのだからね。彼がアドバイスしてくれたら、耳を傾けるだけさ。彼は時々、もっと引けとか、サイドに行けとか、ちょっとしたことを言ってくれるんだけど、それが違いになるんだよ」

 まだ23歳のデヨングには、大きな未来が待っているはず。メッシの助言に従いつつ向上を目指すオランダ代表は、この先、バルセロナでどのような歴史をつくっていくだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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