「まさか並ばれるとは…」長谷部誠の“アジア最多308試合”に韓国メディアも脱帽!「偉業だ」

2020年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

現役選手ではリーグ10番目の記録に

“新記録”達成まであと1試合に迫った長谷部。土曜日にさっそく更新なるか。(C)Getty Images

 日本サッカー界が誇る鉄人が、またひとつの偉業を達成する。

 現地水曜日に行なわれたドイツ・ブンデスリーガ1部、ヴェルダー・ブレーメン対アイントラハト・フランクフルト戦。アウェーチームの先発に鎌田大地とともに名を連ねた長谷部誠は、3バックの中央に陣取ってこの日もハイパフォーマンスを披露した。相手FW大迫勇也への激しいフォアチェックでボールを奪い、それが起点となって先制点につながるなど、チームの3-0快勝に攻守で貢献。ドイツ・メディアも軒並み高評価を与える活躍ぶりだった。

 その試合で、日本代表の前キャプテンはブンデスリーガ通算308試合出場を果たした。かつてバイヤー・レバークーゼンやフランクフルトでプレーした元韓国代表FWチャ・ボングン氏が持つ、ブンデスリーガ・アジア人最多出場記録に並んだのだ。すでに同氏が持つアジア人最年長出場記録を更新していた36歳は、次節(現地土曜日)のマインツ戦でピッチに立てば、新記録更新となる。

 チャ・ボングン氏の記録を塗り替えればおよそ31年ぶりの快挙。長谷部は2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに移籍してドイツでの挑戦をスタートさせ、その後ニュルンベルク、フランクフルトで研鑽を積んできた。ブンデスリーガ優勝1回、DFBポカール優勝1回とタイトルもふたつ獲得している。

 
 この一報に反応したのが韓国メディア『news1』だ。「日本のマコト・ハセベが金字塔を打ち立てる。韓国のレジェンド、チャ・ボングンの出場記録に並び、すぐさま抜き去ってしまうだろう」と報じ、「ずっと抜かれないものだと見られていただけに、まさか並ばれる日が来るとは……。文字通りの偉業だ」と称えた。そして「夏までだったクラブとの契約も1年延長された。記録はさらにもっと伸びるだろう」と付け加えている。

 ちなみにアジア人選手の3番手は、元イラン代表DFのメフディ・マハダビキア氏の255試合で、トップ2とはずいぶん差がある。4位が元日本代表MF奥寺康彦氏の234試合、5位が元韓国代表MFク・ジャチョル(アル・ガラファ)の211試合。長谷部の308試合出場は、ブンデスリーガの現役選手で堂々10位の記録だという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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