「楽観的ではいけない」「どうか安静に」本田圭佑がブラジル国民にコロナへの危機意識を喚起。現地フォロワーたちの反応は…

2020年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

同じリオ州のヴァスコ・ダ・ガマでは選手19人の感染が確認されている

ブラジル国民にSNSで呼びかけた本田圭佑。(C) Getty Images

 ブラジルのボタフォゴに所属する本田圭佑がブラジル国民にコロナウイルスへの危機意識を持つよう呼びかけた。

 現在ブラジルは、国別の感染者数ではアメリカに次ぐ世界2位。ブラジル保健省は5月31日、累計感染者数が50万人を超え、死者も3万人に迫っていると発表した。同日、リオ・デ・ジャネイロ州の名門ヴァスコ・ダ・ガマでも19人の選手に感染が確認されるなど、サッカー界への影響も広がってきている。

 アメリカの大手総合情報サービス会社のブルームバーグの「ラテンアメリカ・リスク・リポート」によると、さらに「中南米の大都市の多くでは感染のピークはなお数週間先になる」と分析している。

 その一方で、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は、新型コロナを「ちょっとした風邪」と軽視する姿勢を変えず、地元ラジオ局のインタビューでは、中断しているプロサッカーについて「選手らは若く、感染しても死亡する可能性はほとんどない」と楽観を貫いている。

 そんな情勢のなか、6月4日に自身のツイッターを更新した本田は、「楽観的になってはいけない。どうか安静にしてください」とブラジル国民に呼びかけた。
 
 この投稿に現地の多くのフォロワーたちから、以下のようなコメントが寄せられた。

「本当にその通りだ」
「同意する」
「あなたは素晴らしい」
「私たちは決して楽観的ではない」
「何言ってんだ?気をつけろってことか?」
「あなたは大統領よりもブラジルに尽くしてくれている」
「コロナとの戦いを妨げるだけの政府を持っている我々には、楽観的になるのは不可能だ」
「ほら、日本人でもJair(大統領のファーストネーム)をサポートしてないぞ」
「アリガト」

 ドイツのブンデスリーガの再開に続き、ポルトガルでもリーグ戦が再開されるなど、欧州では落ち着きを見せてきた新型コロナウイルスの影響も、南米の地ではまだまだ厳しい状況が続きそうだ。

 本田の健康とコロナの早期終息を祈りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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