【鹿島】「今年は優勝を狙わなければ!」目標の四冠へ、指揮官も手応え!

2015年02月05日 サッカーダイジェスト編集部

新戦力が順調にフィットし、選手層に厚み。

アジアカップから帰国し、宮崎合宿から合流した柴崎。「誰が出ても質の高いゲームができる」と手応えを語る。

 昨季3位の鹿島が、充実の宮崎キャンプを終えた。2月4日、宮崎・KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で行なわれた「Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ」の宮崎ラウンドで福岡と対戦。2-0で勝ち、同1日の大分戦の結果(5-2)と合わせて2戦2勝で初代王者に輝いた。

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 トニーニョ・セレーゾ監督は就任3シーズン目。福岡戦は日本代表としてアジアカップを戦った柴崎岳、昌子源、植田直通がそろって先発し、いまや鹿島の主要布陣となった感のある4-2-3-1でゲームの主導権を握った。
 
 福岡戦の先制弾は期待の新戦力だった。7分、トップ下の土居聖真の縦パスを受けた高崎寛之が、ペナルティエリアの右角で豪快に右足を振り抜き、ニアサイドのゴール上段に突き刺した。徳島で昨季7得点を挙げたストライカーの移籍後初ゴール。
「3日前(大分戦)でチャンスを逃していたので、強引にでも打とうと思った」
 と振り返った。
 同38分には、昨季ブレイクした加入2年目のDF山本脩斗がヘッドで追加点。ボールを奪ってから右サイドへ展開すると、右クロスに多くの人数が飛び込む得意の形でゴールにつなげ、成熟度の高さを示した。
 
 T・セレーゾ監督も手応えを掴んだようだ。「例年は身体作りを重点的にしてきたが(ニューイヤーカップという)大会ができてゲームをやれたことで、新加入選手の特徴を掴めた。現状のチームの課題も分かった」と納得のコメント。指揮官が求めるものは変わらず、柴崎は「誰が出ても質の高いゲームができる」と話す。システムやコンセプトを理解している証しだ。

次ページ「うちは勝ちにこだわらなければいけないチーム」と土居。

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