【名古屋】金崎夢生のコロナ感染の経緯を小西社長が説明。なぜ県外に移動を?Jリーグ再開への影響は?

2020年06月03日 本田健介(サッカーダイジェスト)

6月2日に陽性が判明

会見に出席した小西社長。経緯を説明した。

 6月2日、オンラインで緊急会見を開いた名古屋は金崎夢生の新型コロナウイルスへの感染を発表した。

 3月25日に鳥栖から名古屋へレンタル移籍した金崎は、感染予防によるクラブの活動休止期間を経て、5月20日から複数人がグループに分かれて行なう練習に参加。しかし5月29日の練習後に倦怠感を覚え、発熱。6月1日に愛知県内の病院でPCR検査を受け、翌2日に陽性判定を受けた。

 会見に出席した名古屋の小西工己代表取締役社長は「万全の態勢でコロナ対策をやってきたつもりでしたが、このような状況になってしまい、クラブトップとして責任を感じています」と謝罪した。

 同クラブで体調を崩している選手、関係者はいないということだが、トップチームの練習は当面の間、休止となる。金崎の感染の経緯は現時点で「分かっておりません」という。
 金崎は5月14、15日に自家用車で、神奈川の親類宅を訪問。この件について小西社長は「親族、ご家族の下に帰省する人に関しては、自家用車にて移動してください、とにかく慎重に車で移動するようにと伝えました」と説明したが、金崎がこのタイミングで親類宅に向かった理由は「確認が取れていません。今日の時点では理由が分かりません」とした。

 またJリーグには「陽性が判明した時点で報告済みです」とし、7月4日に再開が決まったリーグ戦(J2の再開とJ3の開幕は6月27日)への影響を訊かれた小西社長は「今日、Jリーグの方と話をさせていただきましたが、日程に影響はないと思っています。これは我々とコロナの戦いでありまして、Jリーグ全体はしっかり前に進んでいると認識しています。少しでもそこに追い付けるように、対策を取りながら練習を始められるタイミングからしっかりやっていきたいです」と話した。

 今後は濃厚接触者がPCR検査を受ける可能性もあるとのことだが、「金崎選手、そしてチーム、会社一丸となって戦っていきたい」と前を向いた。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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