「数か月前も可能性があった」バルサのオファーを3度も拒否したスペイン人選手がいた! その理由とは?

2020年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

なぜ“三顧の礼”に応えなかったのか?

ユナイテッドで7年目を迎えているマタ。出番は限られているものの、不満はないようだ。(C)Getty Images

「バルサに誘われたら断れない」

 バルセロナに移籍した選手の、いわば常套句と言ってもいいかもしれない。ラ・リーガを26度、チャンピオンズ・リーグを5度制した世界屈指のビッグクラブというだけでなく、伝統の攻撃サッカーを展開し、スーパースターのリオネル・メッシともプレーできる。オファーがあれば、ブラウグラナ(青とエンジ)のシャツを着てみたいと思うのが、選手心理というものだろう。

 だが、この選手は違っていたようだ。マンチェスター・ユナイテッドに所属するファン・マヌエル・マタだ。

 5月27日にスペイン紙『MUNDO DEPORTIVO』が報じた内容を『Defensa Central』などのスペイン・メディアが伝えたところによれば、このスペイン代表MFの代理人を務める父が、「バルサからのオファーが過去に3度あった」と明かしたという。

「息子はバルサのサッカーと同じDNAを持っていて、スペイン代表のチームメイトともスタイルが一致している。実際、バルサと契約するチャンスが3回あった」
 
 では、なぜ"三顧の礼"に応えなかったのか。そのワケをこう話している。

「最初はバレンシアにいたとき、それからチェルシーでプレーしていた時、そして数か月前も可能性があった。ただ、彼は幸運にもビッグクラブにいて、重要なクラブにいることを神様に感謝していたので、移籍は実現しなかったんだ」

 マタはバルサの宿敵であるレアル・マドリーの下部組織出身だが、それが理由ではなかったようだ。ユナイテッドとの契約は来年の6月まで。現在32歳のMFにバルサから再び声が掛かることはあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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