“ユン体制”の千葉は再始動初日からハードに?熊谷は「ジェフは選手層が厚いので期待を持てる」

2020年05月30日 本田健介(サッカーダイジェスト)

久々のチームトレーニングには「みんなとやると楽しい」

チーム練習を再開させた千葉。6月27日のリーグ再開を目指す。(C)JEFUNITED

 J2の再開が6月27日に決まったなか、千葉が5月30日に約1か月半ぶりにトレーニングを再開させた。

 練習後にはウェブ会議システム「Zoom」でキャプテンの熊谷アンドリューが取材に対応。感染予防策を十分に取ったなか非公開で行なわれた久々のチームトレーニングには「みんなとやると楽しいし、ストレスが発散できたなというのはありますね」と笑顔を見せた。

 リーグ再開までは1か月弱。その準備期間に関しては「開幕戦で見えた課題は結構あったので、それを皆で見直す期間には良いはずです」と前向きに捉え、コンディションについては「自主練もやっていたので、そんなに問題はないと思います」と語る。

 トレーニングの再開を受けてユン・ジョンファン監督からは「連戦になるということで、今まで以上に全員の力が必要になる」との呼びかけがあったという。その点で今季からキャプテンに就任した熊谷は「過密日程になって、個人的にはジェフは選手層が厚いので期待を持てるチームになりそうだなとは感じています。一人ひとりが自覚を持ってやっていきたいです」と自信を覗かせた。

 さらにリーダーとして「いつも言っていますが、良い時は良いと思うので、悪い時に全員でまとまって、自分がしっかり状況を見て判断していきたいです」と意気込んだ。
 ちなみにJリーグで輝かしい実績を残し、今季から就任したユン・ジョンファン監督は、プレシーズンには3部練習を課すなどハードな練習を行なう指揮官として知られる。非公開となったこの日も、「ゲーム形式のトレーニング」(熊谷)で身体を動かしたようだ。
 
 熊谷は記者陣の質問に「シーズンが始まる前から厳しい練習はしていたので、(今日は)想像通りというか、しっかりみんなでやりました」と話し、「さすがに3部練習はなさそうですが、2部練習はどこかで入ってくるかもしれません」と笑ってみせる。

 かつて鳥栖やC大阪を"走れるチーム"に育て上げたユン・ジョンファン監督の下、感染予防策を十分に取りながら、練習の強度を徐々に高め、千葉は再開後の好スタートを目指すことになりそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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