【徳島】千代反田充が現役引退を表明… 古巣・名古屋のスクールコーチに就任

2015年02月03日 サッカーダイジェスト編集部

「僕には十分すぎる現役生活を送らせてもらった」

強さ、高さに加え、千代反田は鋭い読みと的確なポジショニングで敵の攻撃を封じる頭脳派CBでもあった。(C) SOCCER DIGEST

 徳島は2月3日、2013年から14年まで2シーズンにわたり所属したDF千代反田充が、現役を引退することを発表した。通算成績は、J1で173試合・6得点、J2で118試合・14得点だった。
 
 千代反田は、東福岡高を卒業後、筑波大へと進み、地元の福岡でプロとしてのスタートを切った。福岡で4シーズンにわたりプレーしたのち、新潟へ移籍。ここでJ1屈指の高さと強さを兼ね備えたDFとしての評価を一気に高め、翌シーズンには名古屋へ移籍してチームのリーグ初優勝に貢献している。
 
 12年に磐田で1シーズンを過ごし、翌年移籍した徳島ではJ1昇格プレーオフ決勝・京都戦で弾丸ヘッドを叩き込み、チームを初のJ1昇格に導いた。
 
 千代反田は、クラブを通じて次のようなコメントを発表している。
「12年間の選手生活で、たくさんの幸せを皆様から頂きました。勝利を共有できる喜び、悔しくてたまらない思い、心の底から来る感動。これも多くの関係者の方々のお力添え、そしてサポーターの皆様が作ってくれるスタジアムの雰囲気なくしては感じることのできなかったものだと思います。
 辞めると決めてからの日々、寂しい気持ちが続きましたが、僕には十分過ぎる現役生活を送らせて頂きました。本当にありがとうございました。また、これまで支えてくれた家族や両親、僕に関わってくださった皆様には心より感謝致します」
 
 今後は、古巣の名古屋でスクールコーチを務めることが決まっている。
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