プレミアで“期待外れ”に終わった11人の大物FWを英紙が選定!「初ゴールまで34試合もかかっては…」

2020年05月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

11人中6人がチェルシー在籍経験者に

左上から時計回りでシェフチェンコ、フォルラン、クレスポ、モリエンテス。いずれも入団時の期待値の高さを考えれば……。(C)Getty Images

 RBライプツィヒで奮迅の活躍を見せるドイツ代表FW、ティモ・ヴェルナー。いよいよ今夏のステップアップ移籍が現実味を帯びる24歳は、プレミアリーグ行きが有力視されている。

 そんななか、英紙『The Sun』がひとつの特集を組んだ。「前評判が良いからといってプレミアリーグは容易くゴールを挙げられる舞台ではない」と記し、「過去の例を確認しておこう」と、プレミアリーグで期待を裏切った11人の大物FWを選定した。

 まず同紙が真っ先に取り上げたのが、Jリーグのセレッソ大阪でもプレーした元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランだ。マンチェスター・ユナイテッドに在籍した2年半で98試合に出場して17得点を挙げたが、「インデペンディエンテから鳴り物入りで入団したが、イングランドで初ゴールを決めるまでに34試合もかかってしまった」のがやはり大きなマイナスイメージに。「その後のラ・リーガでの成功を考えれば(プレミアリーグでは)からっきしだった」と断じ、「サウサンプトンでゴールを決めて喜びのあまりにユニホームを脱ぎ捨てたが、それを着用できぬままプレー続行を強いられた」という伝説エピソードも紹介している。

 続いては元アルゼンチン代表のエルナン・クレスポだ。2003年から5年間に渡ってチェルシーに籍を置きつつも、レンタル放出を繰り返して実質はわずか2シーズンのプレーに終わった。「パルマとラツィオで一時代を築いてロンドンにやって来たが、チェルシーでのゴール数は20点にとどまるなど印象が薄かった」と評している。

 リバプールで1年半のみ戦った元スペイン代表、フェルナンド・モリエンテスに対しても辛らつだ。こちらは「ファンの間ではカルト的な人気を誇ったが、41試合で8ゴールでは寂しいかぎり」とピシャリ。チェルシー時代の元ウクライナ代表、アンドリー・シェフチェンコにも「ミランのスーパーマンはイスタンブールのCL決勝でPKを外すなど勝負弱かった。49試合で9ゴールに終わり、ミランにレンタルで舞い戻るしかなかった」と手厳しい。

 
 ほかには、ロビーニョ(マンチェスター・シティ/元ブラジル代表)、ラダメル・ファルカオ(マンチェスター・U&チェルシー/コロンビア代表)、ロベルト・ソルダード(トッテンナム・ホットスパー/元スペイン代表)、アレッシャンドレ・パト(チェルシー/元ブラジル代表)、ゴンサロ・イグアイン(チェルシー/元アルゼンチン代表)、アルバロ・モラタ(チェルシー/スペイン代表)、セルゲイ・レブロフ(トッテナム/元ウクライナ代表)に失格の烙印が押された。

 内訳としては11人中6人がチェルシー所属経験者で、9人がスペイン語またはポルトガル語圏の選手となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事