「8万人にブーイングされる…」「理由がわからない」ベイル、誹謗中傷やゴルフ批判への不満を吐露!

2020年05月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

趣味のゴルフに対する批判に反論

趣味のゴルフに興じることで度々非難されるベイルが、その心境を明かした。 (C) Getty Images

 近年、レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルは、絶えずサポーターやメディアの批判にさらされてきた。だが、本人は相次ぐ非難にウンザリなようだ。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、ベイルはアメリカのゴルフポッドキャスト『The Eric Anders Lang Show』で、「試合のたびに重圧がすごい。良いプレーができなければ精査される」と話している。

「スタジアムには8万人の観客がいて、プレーが悪いとブーイングされる。僕も何度かやられたよ。ナイスなことじゃない。自信という点でも良くないんだ」

 なぜブーイングをされるのかを問われると、ベイルは、「それが最大の疑問だ」と不満をうかがわせた。

「ピッチでうまくいかないときは、ファンが支え、助けようとすることを期待する。もっとうまくやって彼らを喜ばせるためにね。でも、彼らは逆のことをするんだ。ブーイングだよ。それは結果的に自信を失わせる。そしてもっとプレーが悪くなり、ファンをさらに怒らせることになるんだ」

 さらにベイルは、「素晴らしいプレーをしても、5試合得点できないこともある。するとみんな、ひどい時期だと言ってくるんだ」と、常に目に見える結果を残さなければいけない重圧を強調した。

「得点やアシストなしでも自分は良いプレーをしていると思っても、人はゴールやアシスト、『ワオ』となるようなことばかりが好きなんだ。それはいつもできることじゃないのにね」
 
 また、スペインで彼がたびたび誹謗中傷を受けてきた理由として挙げられるのが、趣味のゴルフへの情熱だ。そのことも問われたウェールズ代表FWは、「多くの人がゴルフを問題視するけど、理由が分からないよ。医者とも話して、みんな『やっても大丈夫』というんだからね。多分メディアが良くないと思っているんだ。『休むべきだ』とか、『ケガにつながる』とね」と述べた。

「NBAのステフィン・カリーは試合当日の朝にゴルフをしているんじゃないかな。でも、2日前に僕がやると『何をしている?』となる」

 他のアスリートも自身と同様の振る舞いをしていると語ったベイルは、「すべてから離れられるんだ。友人たちとするときもあれば、ひとりでやるときもある。18ホールをプレーして、ただリラックスするのさ。そしてすべてから離れる」と、気分転換にゴルフが必要と主張している。

「サッカーのことも考えなくてすむんだ。特に、うまくいっていないときはなおさらね」

 はたして、マドリーのサポーターと現地メディアは、ベイルの主張をどう受け止めただろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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