「トラウマだった…」重傷を乗り越えて復活したアンドレ・ゴメス、ソン・フンミンのタックルを振り返る!

2020年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

復帰後の想いは?

ソン・フンミンからハードタックルを受けたことがきっかけとなって大怪我を負ったA・ゴメスが当時を振り返った。 (C) Getty Images

 昨年11月、エバートンのアンドレ・ゴメスは、プレミアリーグのトッテナム戦で相手FWのソン・フンミンに背後からタックルされて躓き、直後にセルジュ・オーリエと衝突して右足首を負傷した。

 即座に重傷と怪我の重さや、きっかけとなったソン・フンミンが報復行為で退場となったことなど、大きな注目を集めただけに記憶に新しい。

 右足首の脱臼骨折で長期離脱を余儀なくされたゴメスだが、2月23日のアーセナル戦で復帰した。ただやはり、心理的にも大ケガを乗り越えるのは大変だったようだ。ゴメスは英衛星放送『Sky Sports』で「見た人にとってはひどかったと思う。トラウマだった」と振り返っている。

「復帰に向けて頑張ろうとモチベーションが欲しかったとき、起きたことを理解するのに時間が必要だった。休むしかなかったよ。最初の2、3日はストレスだった。でも、時間をかけて起きたことを考えたんだ。自分は前に進むことを望んでいる、とね。少しずつ進めなければいけなかった。でも、周囲の人たちのおかげで、すべてがより簡単になったんだ」
 

 アーセナル戦で復帰したゴメスは、次節のマンチェスター・ユナイテッド戦で本拠地グディソン・パークに戻ってきた。ゴメスは「奇妙な感じだったよ。ファンには大歓迎してもらったね。ケガをしたとき以来のホームゲームだった」と話している。

「思い出深いよ。『戻ってきたんだ』という感覚と同時に、不思議な感じもあった。けど、良い気分だった。自分のプレーを向上させて、チームを助けようとしていた。その次のチェルシー戦で敗れ、(新型コロナウイルスの影響で)中断になってしまったのは残念だ」

 重傷とリハビリを乗り越えてピッチに戻ってきたゴメスが、これからどのようなプレーでチームに貢献していくのか。リーグ再開後の活躍を楽しみにしているファンは多いはずだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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