【川崎】仮想空間を活用した“オンライン フロンパーク”を初開催!中村、小林、谷口らも“オフロ計画”に笑顔

2020年05月23日 本田健介(サッカーダイジェスト)

小林は「皆の笑顔を見れて嬉しかった」

「オンライン フロンパーク」に参加した中村(左上)、小林(右上)、脇坂(左下)、登里(右下)。画面を通じてサポーターと交流した。

 J1の川崎が今後のJリーグ再開を見据え、準備を進めてきたオンライン上の仮想空間を活用した「オンライン フロンパーク」が、5月23日、本格稼働した。

 同企画はオンラインカンファレンスツール「Remo」と「Zoom」を掛け合わせて運用するもので、試合開始時にスタジアム周辺で開催されていた"フロンパークを"オンライン上で行なうというもの。

「グッズショップ」「選手部屋」「等々力陸上競技場メインスタンド」などが設けられた8階建ての仮想空間では、各フロアに参加者が6人ごとに着席できるテーブルがいくつも用意されており、映像を通して、様々な人との交流が可能。

 目指すのはファン・サポーターと地域やスポンサーをつなぎ、経済を活性化させ、サッカーから離れていた人たちの交流の場を提供すること。また、リーグ再開まで週末にサッカーがある日常を取り戻す習慣づけのサポートをし、リーグ再開後はスタジアムだけでなく、オンライン上での新たな観戦形式の構築を目指すという。

 クラブはこのオンラインフロンパーク計画を"オフロ計画"と略し、「アポロ計画で人類史上初めて月面に降りたったニール・アームストロング船長は言いました。『これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である』と。このオンラインフロンパーク計画、略して"オフロ計画"も川崎フロンターレにとって偉大な飛躍となる大きな可能性を秘めています」とさらなる発展を目指している。
 この日は選手を代表して登里享平、谷口彰悟、脇坂泰斗、小林悠、中村憲剛、安藤駿介の6人が参加。抽選で選ばれた後援会会員100人らと交流した。

 キャプテンの谷口は「楽しかったです。緊張感ゼロでサポーターの方と話せました」と笑顔をで語り、小林は「皆の笑顔を見れて嬉しかったです。皆とチャントを歌えましたし、また格好良い姿を見せたいです」と話した。

 また前回の運用テストにも参加した中村は「皆さんに会えて良かったです。"Remo"の可能性を改めて感じましたし、フロンターレから始められれば良いのかなと思います。もっと可能性を広げていきたいですね」と今後のさらなる発展を願った。

 この日はさらに選手のトークショー、ふろん太、カブレラと交流できる企画なども行なわれ、多くの笑顔が見られた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
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