完全無欠のストライカーってどんな感じ!? 左足、スピード、決定力、芸術性など9つの部門別“最強名手”を選定!

2020年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

芸術部門トップは長身のオランダ人FW

左上から時計回りでC・ロナウド、メッシ、エムバペ、ロナウド。稀代の巨星たちはどの“パーツ”に選ばれた!? (C)Getty Images

 スペイン全国紙『Marca』がユニークな企画を打ち出した。題して「完璧で理想的なストライカーとはどんなイメージか?」だ。

 同紙は欧州きってのサッカージャーナリストであるフリオ・マルドナード氏を迎えて、ストライカーに欠かせない9つの能力を絞り出し、それぞれで"最強"と考えられる名手をセレクトした。ヘディング、パワー、ハート(パーソナリティー)、エレガンス(華麗さ、芸術性)、スピード、ゴール嗅覚、右足、左足、そして決定力だ。

 以下がそのラインナップである。マルドナード氏の寸評を交えて紹介しよう。

【ヘディング】
カルロス・サンティジャーナ(元スペイン代表)
「レアル・マドリーで名を馳せたフットボール史に残る名フィニッシャー。ジャンプのタイミングも精度も群を抜いた、ヘディングのスペシャリストだった」

【パワー】
ロナウド(元ブラジル代表)
「ブラジルのロナウドがこの部門のトップだ。自陣からのロングドリブルでもいっさいブレず、対峙する相手を蹴散らしてゴールに到達した。あんなフットボーラーを私は観たことがない」

【ハート(パーソナリティー)】
クリスチアーノ・ロナウド(ユベントス/ポルトガル代表)
「ハートの強さはストライカーに不可欠な要素である。これはC・ロナウドが図抜けているだろう。みずからを奮い立たせるだけでなく、チーム全体に拍車をかけることもできる、実に稀有な存在だ」

【エレガンス(華麗さ)】
マルコ・ファン・バステン(元オランダ代表)
「エレガントにゴールを陥落し続けたのがこのオランダ人だ。長身FWながら動きは常にしなやかで、フットボールに娯楽を運んでくれた。まさしくゴールの芸術家だったと言える」
【スピード】
ジェイミー・ヴァーディー(レスター/イングランド代表)
「純粋なスピードはもちろん、ヴァーディーは動き出しの質やスペースへの飛び込みなど、相手DFにとっては阻止困難なプレーを連発する。正真正銘のグレイハウンド(快速の猟犬)だ」

【ゴール嗅覚】
ガリー・リネカー(元イングランド代表)
「絶妙なポジショニングで気づけばゴールを決めていた。周囲から最高のボールを引き出す術にも長けている。1986年のワールドカップ得点王は本当に衝撃的な点取り屋だった」

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