「イングランド人なら1億ポンド以上に…」英メディアがソン・フンミンの“過小評価”ぶりを指摘!

2020年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ケインは衰えている一方で…」

プレミアリーグ挑戦5年目でトッテナムの欠かせないキーマンとなったソン・フンミン。そんな韓国代表FWの評価に英メディアが意見した。 (C) Getty Images

 2015年の夏にドイツの古豪レバークーゼンから鳴り物入りでトッテナム・ホットスパーに入団して以来、韓国代表FWのソン・フンミンはノースロンドンの雄を支えてきた。

 入団4年目となった昨シーズンは、全公式戦で20ゴールの大台に乗せ、イングランド代表FWのハリー・ケインと並ぶ前線の柱となったソン・フンミン。そんなアジアを代表する点取り屋が、周囲から過小評価されているという声が強まっている。

 現地時間5月20日、英サッカー専門メディア『Football 365』は、「マンチェスター・ユナイテッドはケインを忘れた方がいい。スパーズを照らすソンとならば、簡単に契約できてしまう」と銘打った特集記事内で、28歳の韓国代表FWへの評価を綴った。

「ケインが怪我をしやすいのに対し、ソンはタフだ。ケインが衰えている一方で、ソンはますます強くなっている。ケインが点取り屋ならソンも点取り屋であり、さらに言えば、それ以上のものだ」
 
 また同メディアは、新型コロナウイルスの影響による各クラブの財政的ダメージを踏まえ、契約解除金として1億5000万ポンド(約200億円)が必要とされているケインよりもソン・フンミンの方が、資金的にも現実的な範囲内での獲得が可能になるという見解を示した。

「財政危機の真っ只中で安くないとはいえ、ソンはケインの半分にも満たない7000万~8000万ポンド(約98~112億円)の価格になる。ケインを狙うユナイテッドならば、現実的と考えるかもしれない。しかし、それは皮肉なことに彼の国籍によって過小評価されている可能性があるからだ。

 ソンがもしも、ブラジル代表のユニホームを着たなら間違いなくスーパースターになる。そして、イングランドのユニホームを着ていれば、最低でも1億ポンド(約140億円)以上の価値があると考えられるだろう」

 トッテナムとは2023年6月30日までの契約を締結しているソン・フンミン。果たして、アジア・サッカー界屈指のスターは、この先、どのようなキャリアを歩むのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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