パリSG、久保建英に続いて“因縁”のハーランドに興味か? エムバペの引き抜きを狙うマドリーとの“複雑”な争奪戦に!

2020年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

CLでの「瞑想ポーズ」にネイマールらが“リベンジ”

飛ぶ鳥を落とす勢いでゴールを量産しているハーランド(右)。エムバペ(左)の後釜としてパリSGへ? (C)Getty Images

 先日、レアル・マドリーからマジョルカにレンタル中の久保建英への興味が伝えられたパリ・サンジェルマンが、ドルトムントの怪物にも興味を示しているようだ。

 スペイン紙『Marca』が報じたところによると、マドリー移籍が取り沙汰されているキリアン・エムバペの後釜として、ドルトムントでゴールを量産するアーリング・ハーランドをリストアップしたという。

 今冬の移籍市場でレッドブル・ザルツブルクから加入した19歳のノルウェー代表FWは、移籍後の公式戦17試合で19発とゴールを量産。コロナ中断明けのシャルケとのダービー(ブンデスリーガ第26節)でも先制点を叩き出している。

 ただ、状況は複雑だ。コロナ禍によるダメージで、懐事情が芳しくないマドリーが、高額な移籍金を必要とするエムバペの獲得を来夏に先延ばしにするというのが大方の見方だ。そして、代わりに今夏のターゲットとして狙いを定めているのが、他でもないハーランドなのだ。

 従って、エムバペの移籍を巡って駆け引きを続ける両クラブの間で、ハーランドの争奪戦が勃発することになりそうだ。久保も何らかの形でオペレーションに絡んでくる可能性もある。
 
 パリSGは、エディンソン・カバーニとマウロ・イカルディ(インテルからレンタル中)の両ストライカーの退団が確実視されていることもあり、将来的にエムバペやバルセロナ復帰を熱望しているネイマールに代わる新エースとなりうる逸材を何としても手中にしたいところだろう。

 今夏のチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16で、パリSGはドルトムントと対戦。第1レグに2ゴールを奪ったハーランドが披露した「瞑想ポーズ」を挑発と受け取ったネイマールらが、第2レグでそのポーズを真似して"リベンジ"をするという一件もあった。

 その"因縁"の相手を首尾よく引き抜けるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ハーランドの再開後初得点&"ソーシャルディスタンス"を取ったゴールパフォーマンス!

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