「我々は真剣に受け止めている」“笑気ガス吸引”疑惑のラカゼットにアーセナルは罰金処分を検討か

2020年05月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

罰金が課せられる見通し

友人に送った動画が流出したラカゼット。(C)Getty Images

 ロックダウン中のプライベートな問題が騒がれたサッカー選手は少なくない。アーセナルのアレクサンドル・ラカゼットもそのひとりとなった。

 英紙『Daily Star』は5月17日、風船を使って笑気ガスを吸っているラカゼットの動画を入手したとスクープ報道した。ラップ音楽が流れている動画の中で、ラカゼットは座って風船を吸い、その目は閉じていく。

 同紙によると、動画は今週、ラカゼットが友人に送ったものとのこと。そこには「家でのんびり風船やってるぜ」とのメッセージが添えられていたそうだ。

 アーセナルでは2018年夏にもラカゼットやメスト・エジル、マテオ・ゲンドゥジ、ピエール=エメリク・オーバメヤンらが、パーティー中に笑気ガスを吸っている動画が流出。クラブが選手たちに警告していた。

 英紙『Daily Mirror』紙によると、アーセナルは今回の動画流出について、「プライベートな件だが、我々は真剣に受け止めている。内部で対処する」と発表している。

 同紙は、ラカゼットが最大でサラリー2週間分の罰金を科される可能性があると報道。また、クラブ上層部は今回の振る舞いに失望しており、ラカゼットのクラブでの今後に疑問符がついていると伝えた。

 28歳のラカゼットは、アーセナルと2022年までの契約を結んでいる。今季のプレミアリーグでは20試合に出場し、7得点をマーク。オーバメヤンに続くチーム2位の数字を残している。

 OBであるミケル・アルテタ監督の下で復権を目指しているアーセナル。指揮官とクラブは今後、ラカゼットをどのように扱うのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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