「自己批判すべき」「助けようとしたのに…」前アーセナル指揮官エメリがエジルとの確執を語る!

2020年05月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

後任の後輩アルテタについては…

エメリ(左)が確執が伝えられたエジル(右)について言及した。(C) Getty Images

 昨年11月にアーセナルの監督を解任されたウナイ・エメリが、英紙『Guardian』のインタビューで、メスト・エジルについて話している。

 主力を担うはずだった元ドイツ代表MFとはたびたび確執が伝えられ、実際にベンチから外した試合も少なくなかった。

「エジルとたくさん話した」というスペイン人指揮官は、厳しい言葉を投げかけている。

「彼も自己批判すべきだ。姿勢やコミットメントを分析すべきだよ。全力で彼を助けようとした。自分のキャリアを通じて、才能ある選手たちは、わたしの下で最高レベルにたどり着いた。わたしはいつもポジティブで、彼にプレーしてほしいと望んでいた」

「彼をリスペクトしていたし、チームと助けてくれると思っていた」というエメリは、さらにこう続けている。

「(エジルは)キャプテンにもなれたが、チームがそれを望まなかった。わたしが決めたことじゃない。選手たちが決めたんだ。キャプテンは、クラブや監督、チームメイトたちを守り続けなければいけない」

 アーロン・ラムジー、ペトル・チェフ、ロラン・コシエルニ、ナチョ・モンレアルという4人のキャプテンが一気に去ったアーセナルは、エメリの意向で選手間投票により、グラニト・ジャカを新主将に選んだ。ただ、そのスイス代表MFが、ファンに対して挑発的な態度を取って物議を醸したのは周知の通りだ。それは、エメリ政権崩壊の象徴的な出来事とも言えた。
 
 わずか1年半でノースロンドンを去る結果になったが、48歳の指揮官は「アーセナルで幸せだったし、良いことも覚えている。1年目は素晴らしかった。若手にチャンスを与えられた」とも語った。

「わたしは自己批判する。エミレーツ・スタジアムでの日々を楽しんだ。今でもアーセナルを追っている。彼らは変えているところだ。ミケル・アルテタは正しい選択だった。クリスマスの頃に話したんだよ。彼とアーセナルのベストを願っている」

 エメリと同じスペインのバスク地方出身のアルテタは、アーセナルを再びトップレベルに引き上げることができるか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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