ソシエダかベティスか? 久保建英の去就の鍵を握る21歳のスペイン人MFの動向

2020年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

FKの名手で、スペイン五輪代表候補のひとり

ともにマドリーが保有するオスカル(左)と久保。(C) Getty Images

 レアル・ソシエダかベティスか――。久保建英の去就が現地でも注目を集めている。

 現在、レアル・マドリーからマジョルカにレンタル中の久保は、攻撃で違いを作り出し、評価を高めている。とはいえ、3枠しかないEU圏外枠の問題もあり、来シーズンにマドリーのトップチーム入りをするのは難しいというのが大方の見方だ。

 もっとも現実的なのが、マジョルカよりワンランク上の中堅チームへのレンタル。その候補として挙がっているのが、ソシエダとベティスだ。どちらも攻撃的なサッカーを実践しており、守備に追われる時間が長いマジョルカより、この日本代表MFの良さを引き出せるだろう。

 その久保の去就の鍵を握りそうな選手がいる。同じくマドリーが保有し、現在はレガネスでプレーする21歳の攻撃的MFオスカル・ロドリゲスだ。
 
 先日、マドリー専門メディア『Bernabeu digital』は、マドリー通で知られるトマス・ゴンサレス=マルティン氏の情報として、「ソシエダは久保よりもオスカルのレンタルをマドリーに要望している」と伝えた。

 またスペイン紙『La Razon』は、移籍を中心に取り扱うウェブメディア『Fichajes.net』が5月13日に久保のベティス入りの可能性を伝えたのを受けて、「ベティスはクボに加えて、オスカルについてマドリーと交渉する可能性がある」と綴り、こう続けている。

「ベティスは夏にバルサに戻るカルレス・アレニャの理想的な後釜として、オスカルを考えている。彼はレガネス(での2シーズン)で57試合に出場して、11ゴール・6アシストをマークしている」

 FKの名手で、スペインの五輪代表候補のひとりでもあるこのオスカルの動向が、久保の移籍に影響を及ぼす可能性は小さくなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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