ベッカムが秘話告白! ジダンの“マドリー最後の日”にかけられた言葉とは? 「彼と僕だけのロッカールームで…」

2020年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャリアの中でもっとも誇れることは?」

ベッカム(左)とジダン(右)は、かつてカリスマとしてマドリーを牽引した。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ロサンゼルス・ギャラクシー、ミラン、パリ・サンジェルマン。現役時代に世界を股にかけて戦った元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカムには、忘れられない思い出がたくさんある。

 その中でも、一世を風靡したマドリー時代は特別な感情があるようだ。本人がマドリーの公式チャンネルで明かしたところによれば、特に心に残っていることが、ふたつあるという。

「ひとつはラ・リーガで優勝した瞬間だ。素晴らしい偉業だった。もうひとつのお気に入りの瞬間は、ジズーの最後のトレーニングセッションだね。ロッカールームでのことを覚えているんだ。そこにいたのは自分と彼だけだった。すると、彼が隣に来て言ったんだよ。シンプルなことだ。『チームメートでいてくれたこと、君がやってきてくれたことすべてに、ありがとう』ってね」

 2003年の夏から2007年の夏までプレーしたベッカムは、「マドリーでの4年間は、キャリアでもっとも特別な時期のひとつだった」と振り返っている。

「ファンとの関係や、(サンティアゴ・)ベルナベウの中に入って、世界最高のサッカースタジアムのひとつでプレーすることができた。あの時期には素晴らしい思い出があるよ」

 ラ・リーガのほかにもプレミアリーグやチャンピオンズ・リーグなど、各地でタイトルを獲得したベッカムは、「キャリアでもっとも誇るものは何か」と問われると、「異なる国で優勝できたことだね。でも、もっとも誇りに思うのは、自分の家族だ」と答えた。

「自分にとって最大の偉業は、ずっとそれだよ」

 そのルックスや芸能人の妻とのセレブ生活が取りざたされることの多かったベッカムだが、プロの選手としてサッカーに真摯に取り組んできたのも周知のとおりだ。アメリカにおけるサッカー人気の向上にも貢献し、共同オーナーとして新球団インテル・マイアミを発足させた。

 はたして、サッカー界屈指の貴公子ベッカムは、これからどんな偉業を成し遂げていくのか。彼の第2の人生から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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