チェルシー クアドラード獲得とシュールレのヴォルフスブルク移籍が決定

2015年01月30日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

フィオレンティーナへはサラーの無償レンタルも。

クアドラードとシュールレを入れ替えた形のチェルシー。はたして戦力収支は――。 (C) Getty Images

 コロンビア代表のサイドアタッカー、ファン・ギジェルモ・クアドラードの獲得に乗り出していたチェルシーは、代理人のアレッサンドロ・ルッチを通してフィオレンティーナとの話し合いを進め、1月29日夜に実質的な合意に達した。
 
 チェルシーはフィオレンティーナが設定していた違約金3500万ユーロ(約49億円)を受け入れて、移籍金3100万ユーロ(約43億4000万円)+ボーナス400万ユーロ(約5億6000万円)という形で支払う。
 
 さらにエジプト代表のモハメド・サラーが無償レンタルでフィオレンティーナに移籍することになる。レンタル期間は今シーズン末までだが、フィオレンティーナは100万ユーロ(約1億4000万円)を払ってレンタルをあと1年延長するオプションも手にしている。
 
 ジョゼ・モウリーニョ監督は1月31日のマンチェスター・シティ戦にクアドラードがベンチ入りすることを望んでいたが、手続き上メディカルチェックと契約書へのサインは試合当日の土曜日になる見通し。残念ながらデビューは早くとも翌週のアストン・ビラ戦となる。
 
 クアドラード獲得決定に連動する形で、かねてから動いていたドイツ代表FWアンドレ・シュールレのヴォルフスブルク移籍交渉も一気に進展。移籍金2700万ユーロ(約37億8000万円)+ボーナスという条件での完全移籍がほぼ決定した。
 
 あとは詳細の詰めを残すのみという状況で、1月30日にもメディカルチェックに漕ぎ着ける見通しだ。そのシュールレ獲得に合わせて、クロアチア代表FWイビチャ・オリッチがヴォルフスブルクからハンブルクへ移籍することも実質的に決まった。2016年までの18か月契約で、年俸は150万ユーロ(約2億1000万円)。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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