「香川が2点を決めて…」元ドルトムントのJリーガーがシャルケとの熱きダービーを回顧!

2020年05月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シャルケを倒してくれるなら、最下位になっても」

ランゲラック(左から2人目)は香川(右端)と同時期にドルトムントに加入した。(C) Getty Images

 5月16日、コロナ禍で休止していたブンデスリーガがついに再開する。オランダやフランスなどシーズンを打ち切ったリーグもあるなかで、欧州で初めてリスタートを決めたドイツ・サッカー界に世界中が注目している。

 その再開節(第26節)でいきなりビッグマッチが開催される。3位ドルトムントと6位シャルケによるレビア・ダービー(ルール・ダービー)だ。無観客とはいえ、熱い試合になるのは間違いないだろう。

 156回目となる伝統の一戦を前に、ドルトムントで5シーズンに渡ってプレーした名古屋グランパスのGKランゲラックが、シャルケとのダービーについて言及した。『Stats Perform』に語った内容を『Sportskeeda』が伝えている。

 名古屋で3年目を迎えた不動の守護神は、「これはドルトムントとシャルケのファンのための一戦だ。ドルトムント対バイエルンよりも、何よりも大きなことなんだ」と語り、こう続けている。

「シャルケを倒してくれるなら、最下位になっても構わないと言っていたファンがいたよ」
 
 いろいろな意味で、いつもに増して特別な一戦となるだろう今回のダービーについては、次のように語っている。

「通常はスタジアムに詰めかける8万人の観衆が観に行けないので、テレビの視聴率は史上最高になるだろう。ビッグマッチになるので、待ちきれないよ。両チームの選手は無観客だとまったく違う感覚になるだろうね」

 ドルトムントでは主に2番手だったオーストラリア代表GKは、「(シャルケ戦で)プレーする機会は十分ではなかった」と言いつつ、最初にベンチ入りしたダービーについての思い出を振り返っている。

「最初のダービーはアウェーだった。香川(真司)が2点を決めたと思う。ビッグゲームだった。ドルトムントまでバスで戻ってきたのを覚えている。トレーニング場に到着するまでたくさんのファンがいた。パーティーのようだった。バスが30分間ぐらい立ち往生したんだよ。

 バスから降りて、自分の車に乗ってからもなかなか発車できなかった、車の周りで踊ったり、歌ったりしている人がいたからね。ダービーに勝った瞬間、ドルトムントに関係する誰もが翌週のヒーローになるのさ」

 そのランゲラックが注目する16日のレビア・ダービーは、はたしてどんな展開になるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】香川真司が初のレビア・ダービーで名手ノイアーから奪った衝撃の2ゴール
 

次ページ【動画】香川真司が初のレビア・ダービーで名手ノイアーから奪った衝撃の2ゴール

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事