「ファーガソンがご執心だったが…」“豪州の英雄”はマンU移籍を拒否していた? OB戦士が明かす!

2020年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ロナウジーニョは獲得したと思った」

リーズ躍進の原動力となったキューエルは2003年夏にリバプールへ移籍した。(C) Getty Images

 リーズやリバプールなどでプレーしたオーストラリアの"英雄"ハリー・キューエルは、名将サー・アッレクス・ファーガソンの誘いを断っていたようだ。

 マンチェスター・ユナイテッドのOBで元イングランド代表のポール・スコールズが、元ウェールズ代表ロビー・サベージのポッドキャストで語った内容をリバプールの地元紙『Liverpool Echo』などが伝えている。

 記事によると、ファーガソン監督は、スピーディーで、ボールが持て、ゴールも奪えるMFの獲得を狙っており、キューエルにご執心だったという。

「(獲得に)迫っていた2、3人を覚えているよ。ハリー・キーウェルがそのひとりだった。彼は素晴らしい選手だった、だけど、(2003年夏に)結局ユナイテッドのオファーを断ってリバプールに行ったんだ。それほど気にはならなかったけどね」
 
 さらに、元アイルランド代表のダミアン・ダフや元オランダ代表のアリエン・ロッベンもターゲットだったことを明かしたスコールズは、元ブラジル代表の10番ロナウジーニョについても、「監督が本当に獲得したと思っていた」と契約直前だった事実を明かしている。

 ユナイテッドを蹴ってリバプールに移籍したキューエルは、2年目にチャンピオンズ・リーグ制覇を経験したものの、故障もあってリーズ時代の輝きを放てず。ついぞプレミアリーグのタイトルを手にする機会は訪れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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