フィオレンティーナでプレーするコロンビア代表のサイドアタッカー、ファン・ギジェルモ・クアドラードの獲得に動いているチェルシー。フィオレンティーナが一貫して、契約書に記載されている契約解除違約金3500万ユーロ（約49億円）以下では手放すつもりはないという姿勢を保っていることもあり、一時は移籍の可能性は消えたかと思われた。
 
　しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督が獲得を強く望んでいることもあり、ここにきて3500万ユーロを支払ってでも獲得しようかという方向に傾いているようだ。
 
　移籍が実現した場合、フィオレンティーナは手に入れた違約金の一部をイタリアU-21代表MFダニエレ・バゼッリ（アタランタ）に再投資する意向。さらにチェルシーからエジプト代表のモハメド・サラーをレンタルで獲得することで（このオペレーションもクアドラードの移籍交渉に組み込まれる可能性が高い）、クアドラードの穴を埋めようと考えている模様だ。
 
文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎