【J1クラブ別ハットトリック回数ランキング】歴代最多のウェズレイを擁する2位名古屋を抑えて、1位に輝いたのは?

2020年05月08日 サッカーダイジェスト編集部

トップ3の中では最も助っ人が多いG大阪

右上から時計回りで、ウェズレイ、中山、エメルソン、アラウージョ。類まれな得点能力で多くのゴールを積み上げてきたストライカーたちだ。(C)SOCCER DIGEST

 ハットトリックと言えば、まず思い浮かぶのは、中山雅史ではないだろうか。「ゴン」や「隊長」の愛称で親しまれる希代のストライカーは、ジュビロ磐田時代の98年第1ステージで、当時ギネス記録となった4試合連続ハットトリックを達成。非凡な得点力をいかんなく発揮し、最終的には36ゴールを挙げて、その年のMVP&得点王を受賞した。

 磐田では中山のほか、高原直泰や前田遼一など優れたFWがハットトリックを複数回記録しているが、これまでの総数は計7人による18回。全体で見ると、横浜と並んで3位タイの数字だ。

 2位にランクインしたのは、計13人による20回の名古屋グランパス。選手で注目すべきは、在籍6シーズンの間に、実に7回のハットトリックを達成したウェズレイだろう。サンフレッチェ広島時代の1回を含めれば、歴代最多の8回をマークする点取り屋だ。

 栄えある1位に輝いたのは、西の雄、ガンバ大阪。計17人による21回と、僅差で名古屋を上回り、トップを獲得した。達成者は、現在も所属する宇佐美貴史をはじめ、チーム内最多の3回を記録する大黒将志や、05年には33ゴールを挙げてクラブ初のリーグ優勝に貢献し、得点王だけでなくMVPにも選出されたアラウージョらがいる。その他では、エムボマ、マグノ・アウベス、パトリック、プロタソフ、ドロブニャクなど、トップ3の中では最も助っ人が多いのが特長だ。

 以下、J1におけるクラブ別ハットトリック回数ランキングのトップ10と、達成者リストを紹介する。
 
★1位 ガンバ大阪(計17人による21回)
日付               名前(対戦相手)
1993/06/05    永島昭浩(名古屋)
1993/11/20    松波正信(市原)
1994/04/06    山口敏弘(平塚)
1995/06/28    プロタソフ(清水)
1998/04/18    エムボマ(柏)
1998/08/08    ドロブニャク(横浜F)
2000/04/22    小島宏美(福岡)
2002/07/14    マグロン(清水)
2004/10/02    大黒将志(C大阪)
2004/11/06    大黒将志(新潟)
2005/04/23    大黒将志(FC東京)
2005/07/02    アラウージョ(東京V)
2005/09/10    アラウージョ(広島)
2006/03/12    フェルナンジーニョ(C大阪)
2006/03/12    マグノ・アウベス(C大阪)
2006/11/26    マグノ・アウベス(京都)
2007/09/01    バレー(名古屋)
2011/08/20    ラフィーニャ(川崎)
2012/08/25    レアンドロ(札幌)
2014/09/27    パトリック(鳥栖)
2015/06/27    宇佐美貴史(山形)

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