「ピッチ外じゃまるで子どもだ…」ブレッシャ会長が“悪童”バロテッリを非難!「親の責任」と皮肉も!?

2020年05月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「私が望んだ選手だったが…」

故郷ブレッシャに舞い戻ったバロテッリだったが、クラブの期待には応えられていないようだ。 (C) Getty Images

 愛する故郷に戻ってのプレーとあり、復活を期待する声もあった。だが、マリオ・バロテッリがそれだけのパフォーマンスを残したとは言い難い。

 およそ3年にわたるフランス生活を経て、バロテッリは今シーズンからイタリアに戻った。当初は、愛する母がいる故郷ブレッシャへの移籍が、恩師ロベルト・マンチーニが率いるイタリア代表への復帰につながるかもしれないとの見方もあった。

 しかし、新型コロナウイルスの影響で中断したセリエAで、バロテッリのセリエAにおける戦績は19試合で、わずかに5得点。そのうち勝点獲得につながったゴールは、わずかに2得点だけだ。ブレッシャも26節終了時点で残留ラインに9ポイント差の最下位に沈んでいる。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ブレッシャのマッシモ・チェッリーノ会長は、地元テレビで様々なテーマについて話した際、バロテッリについて聞かれ、「私が望んだ選手だが、彼が何者かが分かった」と苦言を呈した。

「マリオのせいで我々がセリエBに降格するんじゃないことは明白だ。そうやって考えるのは軽率だし、間違えているだろう。ただ、彼は自己管理が悪かった。ピッチ外での態度はまるで子どもだ。子どものマナーが悪ければ、それはいつだって親の責任だ」
 

 この発言にバロテッリの代理人であるミーノ・ライオラもツイッターで反応。「チェッリーノからは個人的に、バロテッリに関する発言は家族ではなくクラブの管理に対する批判だと説明された」とつぶやいている。

「発言は常に前後も含めて読むべきだ。騒動はない。発言の一部を取り上げるのはフェイクニュースを生むだけだ」

 つまり、チェッリーノがバロテッリの管理について批判したのは、実際の親ではなく自分たちクラブということだ。いずれにしても、ピッチ外での"悪童"の姿勢に苦言を呈したことは変わりはなさそうだ……。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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