長友佑都が“ターンの神”ベスト3・日本代表編を発表!塩、胡椒など調味料に例えられた名手は?

2020年05月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

歴代2位タイの122キャップを刻む

天才パサー編に続き独自のランキングを発表した長友。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 先月「YouTubeチャンネル」を開設したガラタサライの長友佑都が、前回の「天才パサー編」に続き、「ターンの神BEST3【日本代表編】」を公開した。

 自身は苦手だと語るターンについて、長友は「サッカーの技術の中で最も難しいスキルのひとつだと思っています」と語り、以下のように解説した。

「『練習でボールをもらってターンします』これは誰でもできる。でも試合中にターンするのはめちゃめちゃ難しい。テレビで見てるとめっちゃスペースあるから『お前なんで前向かない』ってなる。でも、実際にピッチに立つとスペースがない。

 これは相手のレベルが上がれば上がるほど、フィジカル、アジリティ、スピード、強さそれぞれのレベルが上がる。また、単にボールを持って前を向けば良いというわけではなく、ボールをもらった時の"見えない後ろの世界"を把握、認識していないと効果的なターンはできない」

 そんな日本代表不動の左SBは、昨年11月14日のカタール・ワールドカップ・アジア2次予選のキルギス戦で、井原正巳氏と並び歴代2位タイとなる代表通算122試合出場を達成した。経験豊富な男が選んだのは、数々の試合をともに戦った3人の攻撃的選手。前回のパサー編では料理だったが、今回は調味料に例えて発表した。
 
 3位は南野拓実だ。「もう名前も"タクミ"でしょ。ターンが巧みすぎる」「リバプールからチャンピオンズ・リーグで得点を奪って、世界王者へ移籍した。そんな結果を出している武器のひとつがターンだと思っている」と解説。DF目線では「上手いだけだとフィジカルで戦える。でも南野はフィジカルもスピードもある」と評した。

 調味料に例えると胡椒だそうだ。「胡椒をアクセントに料理に彩りが足されますよね。これと一緒。サッカーでもいい感じでゴール前まで迫れていても、点が取れない時ってありますよね。そんな時に最後に決めてくれる。そういう選手です」と説明した。

 2位に選んだのがポルトの中島翔哉だ。「取れないですよね。絶対逆にターンされる。逆を取られる。しかもターンが滑らかで速い。ボールを置く位置も絶妙」と褒め称えた。

 例えたのはオリーブオイル。「調味料かどうかわからないですけど、滑らかで馴染ませてくれる。油のように滑らかに流れるようなプレー」と評価した。代表で同サイドでプレーする機会が多い後輩を、「いつもうまいなと思って見ている」そうだ。

 そして1位には香川真司を選出。「神ってる。いろいろと強みがあると思うけど、このターンの技術が唯一無二のストロングポイントだと思う。それと認識力がピカイチ。ターンで世界と戦っている選手だと思っている」と絶賛した。

「最初彼を見たときはビビりました。そんな狭いスペースでターンできるのって。俺だったら絶対リターンで返すよって」

 そんなサラゴサでプレーするMFを、長友は塩に例えた。「どんな料理にも必要。塩は欲するもの。チームにとっても香川真司は欠かせない」「これからはターンの神、若しくは塩と呼んでください」と続け、「今後も楽しみ。また一緒にプレーしたい」とラブコールを送った。

 まだ発表されていないものの、前回は【日本代表編】の後に【海外編】の発表があった。今回も更なる展開があるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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