日本代表MF遠藤航、STVVからシュツットガルトへの完全移籍が決定!約2億円の買取オプションを行使

2020年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

中断前まで1部昇格圏の2位につける

シュツットガルトへの完全移籍が決定した遠藤。 (C) Getty Images

 ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)は4月28日、ドイツ2部のシュツットガルトにレンタルしていた遠藤航が、完全移籍することが決定したと発表した。

 現地メディア『Walfoot』によれば、シュツットガルトが170万ユーロ(約2億円)の買取オプションを行使したという。

 森保ジャパンにも選出されているMFの遠藤は、18年夏に浦和レッズからSTVVに入団。ベルギーで1シーズンを戦い、今シーズンよりドイツに渡っていた。

 新天地では、シーズン序盤こそ出番に恵まれなかったものの、初先発した11月のカールスルーエ戦で好プレーを見せると、アンカーの定位置を奪取。いまやチームに不可欠な存在となっており、クラブが買い取りを決断したようだ。

 本人もツイッターで次のように報告している。

「シュツットガルトへの完全移籍が正式に決まりました。5月からリーグ再開できるかまだわかりませんが、再開した時に良いリスタートができるように引き続きいい準備をしていきます」

 現在ブンデスリーガ2部はコロナ禍で中断しているが、25節終了時点で、シュツットガルトは1部自動昇格圏内の2位につけている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

 そして、日本人選手の完全移籍について着手したことを明らかにした。

「遠藤の買い取りについてもそうだ。彼はプレーヤーとして、個人として、信じられないほどに価値がある。彼はチームにおいて欠かせないアンカーのひとりであり、ほかの守備的ポジションもこなせる。彼がそこに居ることでチームのパフォーマンスが上がる。素晴らしいことだ」

 遠藤は、昨夏に同クラブに加入はしたものの、当初は全く出番に恵まれなかった。だが昨年11月24日の第14節カールスルーエ戦で初先発を飾ると、攻守にわたる活躍で3-0の大勝に貢献した。

 以後、遠藤は先発に名を連ねる機会が増えた。12月末で監督が交代し、チームは新たなスタートを切ったが、遠藤の先発起用は続き、チームに欠かせない一員となった。同誌の平均採点でもダニエル・ダディビ(3.06)に次ぐ3.17という評価を維持している(※最高点が1で最低点が6、0.5点刻みの評価)。

 同誌によれば、買い取り金額は170万ユーロ(約2億1250万円)だという。シュツットガルトは残り9試合でリーグが中断するまで、自動昇格圏のリーグ2位につけていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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