「朝は役立たず!」「最悪のルームメイトだ…」元マンU戦士が“貴公子”ベッカムの意外な一面を告白!

2020年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全く合わなかった」というエピソードとは?

ベッカム(左)とともにユナイテッドで黄金時代を築いたG・ネビル(右)は、スターの意外な一面を明かした。 (C) Getty Images

 かつてイングランド・サッカー界を席巻した「ファギー・フレッジリングス(ファギーの雛鳥たち)」をご存じだろうか?

 デイビッド・ベッカム、ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、ガリーとフィルのネビル兄弟、ニッキー・バットらは、名将アレックス・ファーガソンに見出され、1990年代後半から2000年代初頭にかけてマンチェスター・ユナイテッドで黄金期を築いたことから、「ファギーの雛鳥たち」と呼ばれた。

 とりわけイングランド代表でも長きに渡って核となったベッカムは、持ち前の圧倒的なカリスマ性から世界的に愛され、時代の寵児ともなった。

 しかし、そんな"貴公子"も完全無欠の人間ではなかったようだ。同じユナイテッドの下部組織からトップチームに昇格したG・ネビルは、英衛星放送『Sky Sports』で、「ベッカムはルームメイトとしては最悪だったね」と赤裸々に語った。

「私と彼はユース上がりの同期で、同部屋にされることが多かった。ある時、約6か月もの間、デイビッドと一緒の部屋だったんだけど、それ以来、彼と同じ部屋を共有しなくなったね。

 問題があったんだよ。私は午後9時に就寝し、午前5時に起きるようにしていたんだ。でも彼ときたら午後11時まで起きて、目覚めるのは午前8時だ。だから、いつも私は午後11時まで付き合わされた。彼の朝は遅いし、朝はまったく役立たずみたいなんだ」
 

 稀代のスーパースターの意外とも言える一面を明かしたG・ネビルは、さらにこう続けた。

「彼はすごく綺麗好きなんだ。部屋に入ると、キャンドルを焚いて、お気に入りの写真を立てる。すべてが完璧な空間でないと気が済まないたちだった。18歳のときからそうだ。でも、私は全部を放り投げておくだけ。ホテルとか合宿所だからね。

 普段の生活でも、私はいつも仲間たちとおしゃべりをしたり、議論しているけど、彼はまるで正反対。いつも音楽を聴き、静けさと落ち着きを求めていたよ。全く合わなかったね」

 98-99シーズンには、ユナイテッドのイングランドのチーム史上初となるトレブル(三冠)達成に貢献したベッカムとG・ネビル。あれほど息が合っていた名コンビがプライベートでは、馬が合わなかったというのは、なんとも人間らしさが垣間見えるエピソードである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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