「ネイマールの設定価格は197億円」本人の元代理人が明かす!「獲得はペレス会長の夢」とマドリーの動きも暴露

2020年04月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「昨年の5月もペレス会長の事務所にいた」

コロナ禍で各クラブの財政が危機に瀕している今、ネイマールはパリSGを退団できるのか。(C) Getty Images

 昨夏にバルセロナ復帰があと一歩のところで叶わなかったのが、パリ・サンジェルマンのネイマールだ。本人は古巣への帰還を熱望していたものの、イバン・ラキティッチやジャン=クレア・トディボ(現シャルケ)とともにトレード要員のひとりだったウスマンヌ・デンベレがパリSG行きを拒否し、交渉が破談に終わったというのが大方の見方だ。

 ただ、そのバルサの宿敵であるレアル・マドリーもネイマールの獲得に動いていると取り沙汰されていた。それは間違いなかったようだ。このブラジル代表FWの元代理人であるワグネル・リベイロ氏が、『ESPN』のコメンテーターを務めるホルヘ・ニコラ氏のインタビューで語った内容を4月25日のスペイン紙『Marca』が伝えている。

 リベイロ氏は「(マドリーの)フロレンティーノ・ペレス会長はネイマールと契約するのが夢であり、私は何度かマドリードに行った」と明かし、こう続けた。

「昨年の5月もペレス会長の事務所にいた。彼は『ネイマールと署名するのは私の夢だ』と話していた」
 
 ただ、マドリーは本格的な交渉に乗り出さなかった。その理由は「昨夏の時点では、ネイマールの設定価格がなかった」からだという。

「まだ契約期間が長く残っていたため(22年6月まで)、値札が付いていなかった。パリSGが5億ユーロ(約600億円)を要求する可能性もあった」

 だが、現在は価格が設定されているようだ。ブラジル人代理人は、「いまは1億6400万ユーロ(約197億円)だ。1年前には存在しなかった値段だ」と暴露している。

 ただ、バルサにしてもマドリーにしても、コロナ禍によるダメージで懐に余裕はない。リベイロ氏も今夏の移籍市場について「5000万ユーロ(約60億円)を超えるオペレーションはほとんどないだろう」と見立てている。そうなると、ネイマールを引き抜くには、現金の一部を選手で補うトレードしかないが、はたして交渉はまとまるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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