「契約更新の打診がなかった」ファン・ペルシがマンUへの“禁断の移籍”の舞台裏を暴露!古巣アーセナルのCEOを批判

2020年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

8年在籍したアーセナルを退団したのは…

アーセナルのエースだったファン・ペルシのマンU移籍は物議を醸した。(C) Getty Images

 これまでサッカー界では、ライバルチームへの"禁断の移籍"が繰り返されてきた。そのひとつと言ってもいいだろう。

 2012年夏、アーセナルのエースだったロビン・ファン・ペルシが2400万ポンド(約34億円)で、あろうことか2000年代に激しいライバル関係にあったマンチェスター・ユナイテッドへ渡ったのだ。

 この移籍はもちろん物議を醸し、オランダ代表FWは古巣のファンから「裏切り者」と罵られた。

 だが、ファン・ペルシが意図した退団ではなかったようだ。『High Performance』のポッドキャストで明かした内容を英紙『The SUN』が報じている。
 
 アーセナル在籍8年間で278試合・132ゴールという結果を残したアタッカーは、当時を振り返り、契約更新をしないという意思を文書で公にした理由について、イバン・ガジディスCEO(現ミランCEO)から契約延長の話がなかったことに失望したからだと述べた。

「いまなら、もっとうまく、別の方法をとっていたかもしれない。あの文書を公開すべきではなかった。当時はSNSがなかったので新聞で公表した。イバンのやり方に失望したからだ。ただ、当時は裏側の話まで、詳しく説明できなかった」

 そして、改めて「アーセナルが一度も新しい契約を提示しなかったのは事実だ」と強調し、こうまで言い切った。

「自分の子供に誓ってもいい。アーセナルが契約更新を打診したという証拠があれば、君に100万ポンドをあげよう」

 真実は分からない。ただ、ユナイテッド移籍後にアーセナル戦で見せた勝負強さは、ガジディスCEOに対する怒りも込められていたのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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