「ミナミノは優れた戦力になれる」元プレミア得点王が南野拓実に太鼓判! いまだノーゴールも期待されるワケは?

2020年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野が期待され続ける理由は?

レッズでまだ結果を残せていない南野だが、現地では期待は揺らいでいない。 (C) Getty Images

 今年1月にリバプールへ電撃移籍した日本代表FW南野拓実。中断前まではノーゴールとまだ結果を残せずにいるが、現地では「必ずチャンスは訪れる」と信頼は揺らいでいないようだ。

 今冬に5年在籍したレッドブル・ザルツブルクからリバプールの一員となった南野は、公式戦7試合で0ゴールと目に見える結果は残せていない。モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの強力3トップがいるため、出番が限られているのが現状だ。

 そんななかで、「ミナミノは優れた戦力になる」と太鼓判を押した人物がいる。元イングランド代表FWのケビン・フィリップスだ。

 1999-2000シーズンにはサンダーランドでプレミアリーグ得点王となったレジェンドストライカーは、英メディア『Football Insider』で、「クロップはミナミノを慎重に組み組み込もうとしている。それこそ重要なマネージメントだ」と指揮官の考えに理解を示しつつ、「でも、彼はマネらが退団した時の代役になれる」と断言した。

「あの前線の3人からポジションを奪うのは誰だって困難だ。それでもミナミノはすでに多少の出場時間を得ている。クロップにとって、マネやフィルミーノが退団した場合の代役になり得る1人だろう。

 とにかく忍耐強くなければいけない。私には彼が確かなクオリティーを持っているように見える。途中出場したとき、なかなか試合に入り込めないこともあったが、それなりの選手には見えている。時間が与えられたら、優れた戦力になるだろう」
 
 南野に期待するのは、元選手だけではない。現地メディアも同様だ。英紙『Daily Express』は、メガクラブからの引き抜きが取り沙汰されるマネとフィルミーノの代役として、日本代表FWを指名した。

「リバプールは最も称賛される戦力であるマネとフィルミーノを今夏に売却するつもりはないだろう。しかし、将来に向けた計画はすでに練られている。スポーツディレクターを務めるエドワーズはすでに両雄に代わる可能性を秘めた人物とサインしている。最終的に2人のどちらかがアンフィールドを去ることになる時、タクミ・ミナミノには穴埋めできる資質が備わっていると確信している」

 新型コロナウイルスの影響下で、プレミアリーグ再開の具体的な目途は立っていないが、南野はリスタート後に、周囲の期待通りのパフォーマンスを見せられるか。まずは初ゴールに期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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