「頭を下げないと…」バイエルンの韋駄天MFが3000万円の愛車で“出社”して罰金危機!? 一体なぜ?

2020年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

600万円の罰金を検討

鋭い仕掛けでバイエルンの攻撃に欠かせない存在となっているコマンが予期せぬピンチを迎えている。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの影響で、各国リーグが中断を余儀なくされるなか、ドイツのブンデスリーガでは各チームが練習を再開している。

 絶対王者のバイエルン・ミュンヘンもそのひとつ。先週の月曜日から5人ずつの少人数型のグループ練習を行なっている。そんななか、早々に問題を起こした選手がいるようだ。フランス代表MFキングスレー・コマンである。

 ドイツ紙『Bild』によれば、コマンは日本円にして3000万円ほどする自慢の愛車「マクラーレン 570S」で練習施設に意気揚々と現われたものの、それがクラブ上層部の逆鱗に触れたのだという。なぜなら、バイエルンはドイツの車メーカー『アウディ』とスポンサー契約を結んでおり、選手たちに、いわば"広告塔"として、仕事に関連する場所には無償提供しているアウディの専用車で来るように義務付けているからだ。

 契約違反を犯した格好となったコマンに対し、スポーツディレクターのハサン・サリハミジッチは、5万ユーロ(約600万円)の罰金を科すことを検討しているという。
 
 規約に違反したとはいえ、専用車で来なかっただけで、罰金600万円を払わされるとなれば、それは手痛い出費だ。それだけに当の本人は『Bild』で、「実は貰っていた車はサイドミラーが壊れていて、その修理が終わっていなかった」と語り、真摯に謝罪した。

「クラブとアウディには本当に申し訳なく思う。僕の間違いだったし、配慮すべきだった。出来るだけ早く直接工場に出向いて、従業員の人たちに頭を下げないといけない」

 えらく反省している様子のコマン。それでもクラブは、厳しい処分を科すのだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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