「合意間近だった…」元マンU戦士ファーディナンドがバルサ移籍寸前だった過去を激白! 移籍しなかった理由は?

2020年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ライカールト監督とも話した…」

当時のユナイテッドで圧倒的な存在感を放ち、個性豊かな面々を支えていたのが、ファーディナンドだ。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なヨーロッパでは、各国のリーグ戦は依然として中断または打ち切りを余儀なくされている。

 ファンにとって鬱屈とした日々が過ぎていくなか、サッカー界ではOBたちが自らの現役時代の"マル秘"話を明かして話題を提供している。元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドもその一人だ。

 2002年の夏に当時のプレミアリーグ史上最高額(3000万ポンド=約42億円)でリーズ・ユナイテッドからマンチェスター・ユナイテッドへ電撃移籍したファーディナンド。以降12年間に渡って、レッドデビルズの大黒柱として君臨した。

 そんなイングランド・サッカー史にも残るレジェンドが、今回告白したのは、自らの去就に関するエピソード。自身が解説者として活動している英テレビ局『BT Sport』のインタビューで、過去にバルセロナへ移籍しかけていたことを明かしたのだ。

 アレックス・ファーガソン政権の黄金期を支えたレジェンドの仰天告白だ。チャンピオンズ・リーグを制した2008年の夏に持ちかけられたという話の詳細を元イングランド代表DFは、こう語っている。
 
「確かに私の代理人とバルセロナの間で交渉はあった。何なら合意にも近づいていたのも事実だ。私も当時のフランク・ライカールト監督と話をした。あのとき、移籍の話ではなかったけど、僕に対する思いを伝えてきたよ。バルセロナ戦の後だった。トンネルで彼と話したんだ。私自身、海外挑戦は強く願っていたことでもあった」

 しかし、周知の通り、ファーディナンドがバルサに行くことはなかった。14年6月にQPRへ移籍するまでユナイテッドでプレーし続けた名手は、スペイン行きを断った理由を率直に続けた。

「だけど、私は母国で成功を収めていたし、なんとも幸運なことにマンチェスター・ユナイテッドという偉大なクラブに所属していたんだよ。そんな環境から離れるなんて無理な話さ。それにあのチャンピオンズ・リーグで、僕らは彼らを倒してヨーロッパチャンピオンになったんだ。そんな最強のクラブからどうして他へ移らなければならないんだい?」

 結局、実現はしなかったものの、もしもファーディナンドがバルサへ移籍していたらどうなっていたのか――。タラレバにすぎないが、妄想は膨らむばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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