自宅待機命令を無視して“乱交パーティー”を楽しんだウォーカー、代表追放の危機!? サウスゲイト監督が憤慨

2020年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

至福の数時間のためにキャリアは窮地に

マンCの欠かせない戦力だったウォーカーだが、軽率な行動で状況が一変してしまった。 (C) Getty Images

 イングランド代表DFが、窮地に立たされている。

 発端は、自らの"愚行"にある。現地時間4月2日、マンチェスター・シティのカイル・ウォーカーは、新型コロナウイルスの影響によりクラブから自宅待機命令が出されていたにもかかわらず、友人宅に外出。そこで2人の売春婦を呼んでの"乱交パーティー"に及んだことを、あろうことかその売春婦に情報を売られ、英紙『The Sun』などのタブロイド紙にすっぱ抜かれたのだ。

 下着姿で謝礼の現金を計算する姿など醜態を収めた写真までも世に晒されたウォーカー。だが、何よりも彼にとってバツが悪かったのは、前日に自らのツイッターで、「屋内にとどまり、きちんと手を洗って、政府の指示に従うんだ。何よりもまず他人の健康を考え、高齢者や家族を守るんだ」と、ファンへ自宅待機の重要性を呼びかけていたことだった。

 当然、ウォーカーのSNSには非難の声が殺到。本人は「家族、友人、クラブ、サポーター、そして世間一般の人々を失望させたことをお詫びする」と謝罪したが、「お前は偽善者だ」と怒ったファンのひんしゅくを買うはめとなった。
 
『The Sun』によれば、マンチェスター・シティは、クラブの命令を無視したウォーカーには、25万ポンド(約3500万円)の罰金を科すと報じているが、代表キャリアは二度と刻めない可能性が浮上しているという。

 というのも、今回の経緯を知ったガレス・サウスゲイト監督は、ウォーカーに対して憤慨しており、代表からの追放も辞さない厳しい処分を科す可能性を協議するというのだ。

 トレント・アレクサンダー=アーノルドやアーロン・ワンビサカなど若手SBの台頭が目立っている昨今のイングランド代表だけに、仮に追放されないとしても、今回のゴシップによりウォーカーの序列は大きく後退したと言わざるを得ないだろう。

 たった数時間の至福のために、軽率な行動を犯し、自らのキャリアを失墜させてしまったウォーカー。当面の間は、風当たりが強いままだろうが、ピッチ上のパフォーマンスで失地回復する以外にないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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