アトレティコを国内2冠に導く
母国のセルビア代表も率いたアンティッチ氏。2010年のW杯で指揮を執った。(C) Getty Images
4月6日、セルビア人監督のラドミル・アンティッチ氏が、長い闘病の末に永眠したことが明らかになった。71歳だった。スペイン紙『Marca』など現地紙が一斉に報じている。新型コロナウイルスの影響はないようだ。
選手時代は、DFとして母国のパルチザンやスペインのサラゴサでプレーしたアンティッチ氏は、現役引退後に指導者に転身。古巣サラゴサで監督キャリアをスタートさせ、スペインの強豪クラブやセルビア代表などの指揮官を歴任した。レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、そしてバルセロナのいわゆるラ・リーガの3強を率いた唯一の指揮官としても知られている。
最大の功績は、何といってもアトレティコ時代の国内2冠達成だろう。1995-96シーズン、現監督のディエゴ・シメオネらを擁し、19年ぶりのリーガ制覇とコパ・デル・レイ優勝に導いている。また、監督キャリアの終盤は中国に渡り、山東魯能泰山と河北華夏幸福でも指揮を振るった。
アトレティコ出身のフェルナンド・トーレスは自身のツイッターで、「アンティッチは、我々アトレティの歴史に残るプロフットボーラーで、チャンピオンであり、レジェンドでした。ずっと心の中に生き続けるでしょう。心からお悔やみ申し上げます」と綴っている。
ご冥福をお祈りしたい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
選手時代は、DFとして母国のパルチザンやスペインのサラゴサでプレーしたアンティッチ氏は、現役引退後に指導者に転身。古巣サラゴサで監督キャリアをスタートさせ、スペインの強豪クラブやセルビア代表などの指揮官を歴任した。レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、そしてバルセロナのいわゆるラ・リーガの3強を率いた唯一の指揮官としても知られている。
最大の功績は、何といってもアトレティコ時代の国内2冠達成だろう。1995-96シーズン、現監督のディエゴ・シメオネらを擁し、19年ぶりのリーガ制覇とコパ・デル・レイ優勝に導いている。また、監督キャリアの終盤は中国に渡り、山東魯能泰山と河北華夏幸福でも指揮を振るった。
アトレティコ出身のフェルナンド・トーレスは自身のツイッターで、「アンティッチは、我々アトレティの歴史に残るプロフットボーラーで、チャンピオンであり、レジェンドでした。ずっと心の中に生き続けるでしょう。心からお悔やみ申し上げます」と綴っている。
ご冥福をお祈りしたい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部