三好康児、森岡亮太はEL出場が認められない? ベルギー・リーグ打ち切りにUEFA会長が来季欧州カップ戦出場権に言及「リスクを負う」

2020年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

UEFAはベルギー・リーグ打ち切りに難色示す

UEFAはベルギー・リーグの打ち切りを好ましくは感じていないようだ。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの影響により、欧州各国リーグは中断し、再開のめどは未だに立っていない状況だ。そんななか、ベルギーサッカー協会(RBFA)とベルギー・リーグの運営は、今季のリーグ戦を打ち切る方針を固め、現地時間4月15日の総会にかけ、最終的な決定を下すとしている。

 しかし、この決定に異議を唱えたのが欧州サッカー連盟(UEFA)だ。「リーグの結果はピッチ上の結果で決められるべき」という声明文を発表し、非常に強い疑念を露わにした。さらに、打ち切りとなった場合、同リーグの上位陣に付与される来季チャンピオンズ・リーグ(CL)、およびヨーロッパリーグ(EL)出場権を見送る可能性を示した。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によれば、UEFAのアレクサンダル・チェフリン会長は「我々は足並みをそろえるように要請することしかできない。だが、彼のリーグと同様の決断を下すかもしれない場合、そのリーグも来季欧州カップ戦への出場について、リスクを負う可能性があると言わざるを得ない」とコメントしたという。

 そんななか、現地時間4日にRBFAは急きょ声明を発表。「チェフリン会長との間に対話を持つ準備がある」ことを明らかにした。

「同協会のメフディ・バヤト会長は建設的な対話を行なっている。我がリーグを中断する方針に変わりはなく、2020-21シーズンの欧州カップ戦出場権を確保することを目標とした解決を見込んでいる」

 とはいえ、UEFA会長とは真っ向から対立する意見なだけに、国内では本当にこのまま解決するのかという疑問の声も上がっているようだ。

 今季のベルギー・リーグでは日本人選手は9人がプレーしており、上位陣では3位のシャルルロワに森岡亮太が、4位のアントワープには先日完全移籍が発表された三好康児が所属している。通常であれば、彼らが所属する2チームもEL予選出場権が付与される順位だが、果たしてこのまま順調に決まるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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