アザールやトッテナムの両雄の復帰時期は? 欧州5大リーグの主なケガ人情報【プレミア/ラ・リーガ編】

2020年04月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

復帰を目指してリハビリに励む5選手をピックアップ

(左から)ケイン、ソン・フンミン、ポグバ、スアレス、アザール。(C) Getty Images

 新型コロナウイルスの影響で、世界各国のコンペティションが中断されている。

 プレミアリーグは、4月30日までの中断が決定。ラ・リーガも、スペイン政府が再開可能と判断するまで試合の延期を発表している。

 いつリスタートできるかは定かではないが、現在、早期復帰を目指してリハビリに励んでいるプレミアリーグとラ・リーガの主な故障者5名の情報を紹介する。

●プレミアリーグ●
ハリー・ケイン(トッテナム/FW)
19-20公式戦成績:25試合/17得点・2アシスト
負傷日:20年1月1日/プレミアリーグ21節:サウサンプトン戦
診断名:左足の大腿二頭筋腱断裂
復帰時期:20年4月中旬

 サウサンプトン戦の75分に左足のハムストリングを痛め、途中交代。ジョゼ・モウリーニョ監督は、「シーズン中に復帰できないかもしれない」とエースの離脱を嘆いたが、腱の再建手術を受けて、3月中旬には軽いダッシュやボールを使ったトレーニングを再開させており、4月中旬にプレーできる状態となる見通しだ。

ソン・フンミン(トッテナム/FW)
19-20公式戦成績:32試合/16得点・9アシスト
負傷日:20年2月16日/プレミアリーグ26節:アストン・ビラ戦
診断名:右腕の橈骨骨折
復帰時期:20年4月下旬

 アストン・ビラ戦で、開始55秒に相手DFとルーズボールを争った際に右ヒジ付近を激しくピッチに叩きつけて負傷。その後もプレーを続行し、2ゴールを挙げてチームの勝利に大きく貢献したが、右腕の骨折でチームを離脱した。3月25日にチームのHPで、「可能な限り早く復帰できるようにベストを尽くす」とリハビリに専念していることを報告した。

ポール・ポグバ(マンチェスター・U/MF)
19-20公式戦成績:8試合/0得点・2アシスト
負傷日:19年12月26日/プレミアリーグ19節:ニューカッスル戦
診断名:右足首の靭帯損傷
復帰時期:20年4月上旬

 9月初旬に負傷し、同月末に一度は復帰したものの、7節のアーセナル戦で故障を再発。約3か月後の12月下旬に行われた18節のワトフォード戦と19節のニューカッスル戦で途中出場を果たしたが、その試合で別の箇所を負傷して再離脱し、手術を受けた。復帰は4月上旬の見込みだ。
 

●ラ・リーガ●
ルイス・スアレス(バルセロナ/FW)

19-20公式戦成績:23試合/14得点・11アシスト
負傷日:20年1月9日/スーペル・コパ準決勝:A・マドリー戦
診断名:右膝の半月板損傷
復帰時期:20年5月上旬

 A・マドリー戦で右膝の半月板損傷でチームを離脱中。負傷する数か月前から右膝に痛みを抱えていたため、手術に踏み切った。本人は、「完璧な状態でピッチに戻りたい」とリハビリに励んでいる。

エデン・アザール(R・マドリー/FW)
19-20公式戦成績:15試合/1得点・5アシスト
負傷日:20年2月22日/ラ・リーガ25節・レバンテ戦
診断名:右足の腓骨骨折
復帰時期:20年5月中旬

 24節のセルタ戦で約3か月ぶりに復帰したが、翌節のレバンテ戦で67分に右足を負傷し、途中交代。腓骨骨折と診断され、3月5日に手術を受けていた。経過は順調で、5月中旬に復帰予定だ。

 両リーグともにまだ再開の目処はたってないが、懸命のリハビリで中断明けの復帰を目指している5人に注目したい。

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年4月12日号より転載・加筆

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