「偉そうに点数をつけられない」と苦笑い…謙虚な清水FW後藤優介、静岡ダービーで2発の存在感!

2020年03月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

清水が1試合目を逆転で制す

2ゴールで清水の勝利に貢献した後藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 トレーニングマッチの清水エスパルス対ジュビロ磐田が3月28日、IAIスタジアム日本平で非公開試合として行なわれ、1・2本目では清水が3対2で磐田に逆転勝利を収めた。この試合はDAZNによってライブ配信された。

 試合は、35分に小川航基のゴールで磐田が先制するも、65分に後藤優介がダイビングヘッドでねじ込み清水が同点。80分に伊藤洋輝のヘディング弾で再度磐田に勝ち越しを許した清水だが、86分に後藤の2点目で追いつくと、終了間際に金子翔太が逆転弾を沈めそのままタイムアップ。清水が1試合目を制した。

 この日2得点で勝利に貢献した後藤は試合後のフラッシュインタビューに応じ、「結果としては勝つことができたが、まだまだ自分の技術的なミスなどがあるので、そこはこの中断期間のあいだに向上させていきたい」と90分を振り返った。

 今季大分から完全移籍で加入した後藤。清水がクラモフスキー新監督の下で取り組む後方から丁寧にビルドアップしていくサッカーは、大分時代にも経験しているが「ボールに関わる回数はまだまだ少ないし、点は取れたけど、それはみんなが見てくれているから」と、納得の出来とはいかないようだ。続けて、「(みんなが見てくるのを)信じながら走り込めているのは良い部分だが、もっとチームを助ける動きを増やしていきたい」と手応えと課題を語った。

 また、チームの完成度を点数で問われた後藤は「偉そうに点数をつけられない。まだまだみんなよくなると思うので、100点に近づけるようにやっていきたい」と苦笑いで控えめな回答。ファン・サポーターに対しては、「いま苦しい時期ですけど、身体に気をつけていただいて、再開できるように皆さんで力を合わせて戦っていきましょう」とメッセージを送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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